■ダイアナ元妃の死去から28年。これにさきだち、英王室広報官を務め、同元妃とも17年にわたり親交のあったディッキー・アービター氏が、自身の回顧録『On Duty With The Queen』で「非現実的だった」当時を振り返っている。「マリー・クレール」誌(電子版)が報じた。アービター氏は、1997年8月31日早朝に、ダイアナ元妃と交際相手ドディ・アルファイド氏がパリで事故死したとの連絡を受けた瞬間について、あまりの悲しみとショックから、広報官でありながらも「報道を直視することさえ困難だった」と記している。

王室内で即刻問題となったのは、葬儀に関する公式な計画が存在しなかったことだった。アービター氏は「元妃はまだ若く、葬儀の優先度が低いと考えられていた」とためと推測。さらに、離婚によりチャールズ皇太子と別れた元妃は「理論上は王室の一員ではなかった」という事情も、問題を大きくした。最大の課題は「どのような葬儀を行うべきか」という点だったという。決定権を握ったのはエリザベス女王ではなく、ダイアナ元妃の兄チャールズ・スペンサー伯だった。アービター氏によると、同伯は、ダイアナ元妃は「未来の国王の母であり、国際的な人気のある人物」だとして、王室葬儀を行うべきだと主張し、これが受け入れられたと内幕を明かしている。
一方、アービター氏は葬儀当日にスペンサー伯が行った弔辞についても言及。同伯は、メディアの過熱報道や、それを野放しにしてきた王室の姿勢を非難。しかしアービター氏は、この発言を「メディアだけでなく、何より王室への攻撃」だったとし、ウィリアムとハリー両王子が参列している場で行うべきではなかったと厳しく批判している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)










































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