■チャールズ国王の所有地「クラウン・エステート(Crown Estate)」からの利益高騰により、王室に4500万ポンドの追加収入があることが分かった。BBC(電子版)が伝えた。収入の増加は、クラウン・エステート内に建設された6つの新しい洋上風力発電による利益の急増が要因。この風力発電により、利益は11億ポンドにまで増加したという。
王室費は2024~25年の8630万ポンドから、2025~26年は1億3200万ポンドに増額される予定。実は昨年、洋上風力発電所からの収入増加が見込まれることから、王室費はクラウン・エステートの純利益の25%から12%への削減が決まっていた。もし削減が行われなければ、2025~26年は2億7500万ポンドの補助金が王室に支払われることになっていた。
増収の多くは、バッキンガム宮殿の改修の最終段階の費用に充てられるという。また、王室が15年前に購入した既存のヘリコプターの代わりに、新しいヘリコプターを2機購入する計画も明かしており、これはチャールズ国王や王室メンバーの英国内での早期移動を可能にする「重要な要素」だとしている。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)