■チャールズ国王が前立腺肥大の治療を終えて退院した。国王は前立腺手術を受けた後も、入院先のザ・ロンドン・クリニックで3日間療養していた。英各メディアが報じた。
チャールズ国王が退院する3時間前に、やはり同病院を退院したキャサリン妃は公の前に姿を見せることなくウインザーの自宅に向かったが、これに対して国王はカミラ王妃とともに車に乗り込む姿を披露。集まっていた報道陣や市民に向かって手を振った。
バッキンガム宮殿は「国王は今後、療養期間を設けるため公務の予定を変更する」と発表した。NHS(国民保健サービス)は、チャールズ国王は良性の前立腺肥大症の治療を受けて入院していたが、これは癌ではなく高齢の男性によく見られる症状だと説明。NHSによれば、50歳以上の男性の約3人に1人は前立腺肥大の症状があるという。国王入院のニュース以来、NHSのウェブサイトでは前立腺肥大に関する検索が急増。国王は「国民の健康意識に良い影響を与えたのであれば嬉しい」と話しているという。 By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)