
■エリザベス女王の元ドレスメーカーが、女王の衣装を制作した「素晴らしい30年」を振り返った。BBC(電子版)が伝えた。
ハンプシャーのリングウッド出身のモーリン・ローズさん(85)は、10歳のときにテレビで女王のウェディングドレス姿を見て、「ドレスメーカーになりたい」と夢見た。やがてファッション・デザイナーのノーマン・ハートネル卿のもとで働くようになり、バッキンガム宮殿を初めて訪れた日のことをこう話す。
「どうやって部屋まで歩いたかわからないくらい、膝がガクガクしていました。何日も前から眠れず、女王にピンを刺したり、何か恐ろしいことをしたり、転んだりするんじゃないかと心配だったわ」
女王の依頼は、タイ国王から贈られた生地で、4枚の長いイブニングスカートとブラウスを制作することだった。バッキンガム宮殿での衣装合わせでは、いつも女王の愛犬たちも参加。彼らがけがをしないように、女王自身が磁石を持ってフロアを回り、床にピンが落ちていないか確認していたという。
その後、女王のドレスデザイナーであるイアン・トーマス氏のもとを経て独立。1999年、在位47年目に王室御用達となった。「彼女と話していると、女王であることを忘れてしまうほど、とても話しやすいんです。でも衣装一式が完成し、それを身に着けた途端に一転して『女王の顔』になるんです。『着心地がいいから、これからたくさん着たいわ…本当にありがとう』とおっしゃってくださったことを忘れません」とローズさんは語った。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


































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