
■70年の在位期間中、公務などで同じ服を着ることはほとんどなかったというエリザベス女王。膨大な数の服飾・宝飾品等が誰に受け継がれるのか、その行方が注目されている。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
「マジェスティ・マガジン」のイングリッド・スワード編集長は、女王の遺品が誰に渡るかは「女王自身によってしばらく前に選別され、整理されただろう」と分析。個人所有のものは王室メンバーに贈られたはずだとし、なかでもキャサリン皇太子妃がその大部分を受け取ることになったのではと説明した。
女王のジュエリー等の多くは王室に属しており、次の女王(王妃)に受け継がれるため、こうしたジュエリー類は「家宝」としてカミラ妃、いずれはキャサリン妃が継ぐことになる。そのため、女王の個人的なコレクション(ブローチ98個、ネックレス46個、イヤリング34組、指輪15個、時計14個、ペンダント5個など約300点)が家族へ受け継がれていくといい、ベアトリス王女のウェディングドレスのように、孫の世代にも幅広く渡ることを願っていたと報じられている。
とはいえ「順位」は存在し、女王自身が誰に渡すか決めたもの以外は、一番先に受け継ぐものを選べるのはカミラ王妃、次にキャサリン妃となるという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)