■ エリザベス女王の在位70周年を記念する祝祭は英国の歴史上、最大規模となることが分かった。英各メディアが報じた。
ジュビリーガラ(Jubilee gala:祝典)は来年6月2日(木)から5日(日)にかけての週末に開催が予定されている。1500万ポンドの予算を投じて実施される祝祭は、パンデミック以来初めて完全な形で上演される「トゥルーピング・ザ・カラー(軍旗分列行進式)」から始まり、バッキンガム宮殿ではプラチナ・パーティーが開催される。
治世70年の感謝祭は4日(土)、セント・ポール大聖堂で催される。英国のみならず、マン島、英仏海峡、その他、海外領土でビーコン(かがり火)が点灯される。
最終日となる日曜日には6500人のパフォーマーが参加する予定で、世界で10億人が視聴すると予想されている。ロンドンの中心部を行進するパレードでは、巨大な龍の人形を含む地上4階の高さに相当する彫刻群が登場。英連邦54ヵ国から人々が集結し、17のグループに分かれて街頭演劇、マーチングバンド、サーカスなどが路上で繰り広げられる。
ヴィクトリア&アルバート博物館の館長で、祝祭の共同責任者であるニコラス・コールリッジ氏は「1897年のヴィクトリア女王のダイヤモンド・ジュビリー(在位60周年)の祝祭を規模と壮麗さで凌駕する式典となるだろう」と語った。
コールリッジ氏は最後に「謎の有名シンガーがサプライズで登場することになっている。それが誰かを今明かしてしまったら、イベントの実行チーム全員が激怒して二度とオフィスに戻ることが出来なくなるので言えない」と笑った。女王陛下、それまでどうぞお元気で!!
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)