ハリー王子とメガン妃が王室離脱の爆弾発言をしてから約1年。コロナ禍にも見舞われ、94歳のエリザベス女王にとってラクな1年ではなかったはず。しかし、ハリー王子夫妻が抜けたあとの英王室で、女王を支えるメンバーたちの奮闘ぶりが目立った1年でもあった。ウィリアム王子とキャサリン妃がその筆頭に挙げられるだろうが、そのかたわらで、英王室を盛り立てるのに大きな貢献を果たしているもうひとりの人物がいる。エリザベス女王からの信望も厚い、ウェセックス伯夫人ソフィーさんだ=写真。このソフィー夫人が20日に56歳の誕生日を迎えた際、エリザベス女王からいち早くお祝いのメッセージが届けられたことを各メディアが伝えた。
エリザベス女王の末息子、エドワード王子と1999年に結婚。ウィンザーから約18キロ離れた、サリー県バグショット・パークで、長女のルイーズさん(17)、長男でセヴァーン子爵の称号も持つジェームズさん(13)、そしてエドワード王子とともに暮らすソフィー夫人は、エリザベス女王のお気に入りと伝えられる。
同女王の4人の子供のうち、離婚していないのは唯一エドワード王子のみ。その点でも、嫁であるソフィー夫人の評価は高いが、それだけでなく、公務を選り好みせず、真摯に取り組むとして好感度が高い。また、エリザベス女王と同様に、軍事史に興味があり、さらにはふたりのユーモアのセンスが似ているとも言われている。ファッションも洗練されており、ハリー王子夫妻の抜けたあとをうめる「秘密兵器」と一部の王室関係者が呼ぶのも納得がいく。民間出身の王室メンバーとして、引き続きエリザベス女王を支えて活動していただきたいものだ。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)