完全菜食主義、ブームのはずだがビジネス界での実情は?

健康面の利点のみならず、地球温暖化をもたらす温室効果ガスを大量に放出するとされる畜産業への批判など、様々な理由でヴィーガニズム(完全菜食主義)がもてはやされている今日この頃。カフェやレストランなどでも、ヴィーガン(完全菜食主義者)用メニューを投入するところが増えており、ここ2年ほど、ヴィーガンになることは一種の「ブーム」となっている感があるが、ビジネス界の実情は、異なるようだ。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
健康と環境の両方に配慮する、意識の高い人々のあいだで流行している印象の強いヴィーガニズム。ヴィーガンであることはファッショナブルでもあり、周りに、にわかにヴィーガンとなった知人がいる人は少なくないのではなかろうか。
ビジネス界でも、この風潮は好機ととらえられている模様で、ヴィーガン・メニューを加える飲食店が増加。また、一部のメニュー変更にとどまらず、ヴィーガン専門店を開くケースも見られている。
ところが、現実は厳しく、「ヴィーガン・ソサエティ」の調査によると、ヴィーガン人口は1.16%どまり(2018年の数字)。まだまだ少数派にしか過ぎず、多くのヴィーガン専門店が苦戦しており、半年ほどで店をたたまざるを得なくなった例も報告されている。
このヴィーガン「ブーム」、さらなる拡大を達成し、ビジネス界でも真の盛り上がりを見せるのか、引き続き注目される。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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