自分の子供たちがLGBTでも「OK」と断言したウィリアム王子の心配ごととは…?

1969年6月28日、まだ同性愛が違法と見なされていた米国で、警察による踏み込み捜査を受けたニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン (Stonewall Inn)」を舞台に、警察と、LGBT(※)の人々が激突、暴動となった。「ストーンウォールの反乱(Stonewall uprising)」と呼ばれるこの出来事から今年で50年。毎年、6月28日の前後に、パレードをはじめ、「Pride」と冠した様々なイベントが行われることを見聞きした読者の方も少なくないことだろうが、今年はさらに大規模な集会などが催され、ロンドンでのパレードも例年以上の規模となることが予想されている。
LGBTの人々が本格的に立ち上がった日として語り継がれる6月28日を前に、ケンブリッジ公ウィリアム王子が、LGBT関連の慈善団体で、性的指向を理由にホームレスとなった若者の支援を行う「the Albert Kennedy Trust(Akt)」の本部を訪問。その際に、自分の子供たちが同性愛者であった場合、その事実を受け入れると発言したことが話題となっている。各メディアが報じた。
ウィリアム王子とキャサリン妃のあいだには、ジョージ王子(5)、シャーロット王女(4)、ルイ王子(1)の3人の子供がいる。Akt本部で、「お子さんから、『実は、ゲイなんだ』と告白されたらどうしますか」とたずねられたウィリアム王子は、以前にもそう聞かれたことがあり、それからいろいろと考えたと説明。
「(その事実を受け入れることは)まったく問題ない」と断言。キャサリン妃とともに、子供たちの性的指向を尊重すると話した。ただ、王子らが王室メンバーとして担うことが求められる役割を考えると、懸念はあると率直な気持ちも吐露。周囲も受け入れてくれるか、まわりの反応が心配だと述べた。

※LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)…女性同性愛者(lesbian)、男性同性愛者(gay)、両性愛者(bisexual)、トランスジェンダー(transgender)の人々

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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