■英王室は11月28日、ハリー王子(33)の婚約者で米国人女優のメーガン・マークルさん(36)が、英市民権を取得する意向であることを明らかにした。欧州経済領域(EEA)以外の国籍を持つ人が、英国で市民権や永住権を取得するには「Life in the UK」テストの合格が必須。英王室メンバーとなるマークルさんが受験するかどうかは定かではないものの、英メディアではテスト内容の難しさが話題となっている。
写真:内務省が発行する公認のテキスト。マークルさんも購入して勉強するのかも!?
「Life in the UK」とは、英市民権(British citizenship)の取得申請者を対象に2005年11月から、また永住権(British settlement)の取得申請者を対象に2007年4月から受験が義務化された試験。英国における政治や宗教、歴史、文化など様々なジャンルについての知識が問われる一般常識テストで、全24問が出題される(18問以上正解で合格)。
ところが「一般常識」とはほど遠い難しさで、英国人ですら不合格になる人が少なくない。「イブニング・スタンダード」紙が調査したところ、次のような結果が出たという(回答率は12月4日現在のもの/正解は最後に記載)。
①ジャイアンツ・コーズウェイの誕生はいつ?
2000万年前(26%)
4000万年前(31%)
6000万年前(43%)
②フォート・ウィリアムという町がある場所は?
イングランド(9%)
スコットランド(81%)
ウェールズ(10%)
③ジェーン・オースティンが生まれた町は?
スティーブントン(34%)
ベイジングストーク(40%)
オークリー(26%)
④義和団事件(Boxer Rebellion War)が始まったのは何年?
1894年(32%)
1896年(41%)
1899年(27%)
回答:①6000万年前 ②スコットランド ③スティーブントン ④1899年
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)