祝!英王室初のプラチナ婚-エリザベス女王夫妻、結婚70年

1122 1■エリザベス女王(91)とフィリップ殿下(96)が20日、結婚70年を迎えた。英国で結婚70年は「プラチナ婚」(Platinum Anniversary)と呼ばれ、英国王が夫妻でプラチナ婚を祝う例は史上初めて。
写真:1947年の結婚から5年を経た1952年、エリザベスが女王として即位。この写真は1953年の戴冠式の後で撮影されたもの。(c)Cecil Beaton

 70年前に夫妻の結婚式が執り行われたロンドンのウェストミンスター寺院では20日午後1時、結婚70周年を祝う鐘が鳴り響いた。英国の歴代君主として在位最長記録を更新中で、英史上最高齢の君主でもあるエリザベス女王が新たな記録を刻んだことになる。
 エリザベス女王が、ギリシャ国王を祖父にもつ殿下と出会ったのは13歳のころだったとされている。一説では、女王がひとめぼれしたといわれ、1947年11月20日に挙式。翌年には長男、チャールズ皇太子が誕生した。
 女王は52年に即位し、翌年の戴冠式はテレビで放映された。在位65年。健康状態は良好で、19日にはロンドン近郊のウィンザー城周辺に広がる「ウィンザー・グレート・パーク」で乗馬を楽しむ姿も報じられた。女王のほとんどの公務に同行するなど、献身的に支えてきたフィリップ殿下は今秋、高齢を理由にすべての公務から引退。女王も、近年はチャールズ皇太子をはじめとする若い王室メンバーに公務を任せる機会を増やしつつある。
 20日は特に公式行事を行わず、ウィンザー城で家族や友人らと私的な祝宴を催したとされる。

プラチナ婚に沸く英国

 国内では記念切手や硬貨が発行され、プラチナ婚記念の食器セットなどが販売され、祝賀ムードの中にも、たくましい商魂がかいまみえる。
 英王立造幣局「Royal Mint」では、女王と殿下の肖像画が刻まれた記念コイン(13ポンド)や、直径10センチにおよぶプルーフ金貨(4万9995ポンド)が販売されている。
 一方、英各メディアは、結婚70年の歩みを写真で紹介したり、殿下が語った「幸せな結婚生活の秘訣」をまとめたりと大々的に報じている。「デイリー・メール」紙では、世界の皇室・王室の最長結婚期間を誇るのが、昨年亡くなる直前に結婚75周年を迎えた三笠宮さまであるとした上で、三笠宮ご夫妻の記録を「超えることも可能だ」としている。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)