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| 2012年12月13日 | |
番外編: シャンパーニュを使って作るお薦めカクテル
華やいた場にピッタリの1杯をどうぞ
12月から1月にかけて、ご自宅でゲストを招いて楽しく過ごされる機会も増えることだろう。12月6日号で掲載した、ワインを試していただくのもお薦めだが、シャンパーニュ(あるいはスパークリング・ワイン)を使ったカクテルでもてなすのも一案。1杯、1杯、微妙に仕上がりが異なるのもご愛嬌。また、それぞれに由来があるので、それを会話のきっかけに用いてみては? では、ここで手軽に作れるカクテルを5種、ご紹介することにしたい。
キール・ロワイヤルKir Royale
フランス、ブルゴーニュ地方のディジョン市の市長だったキャノン・フェリックス・キールCanon Felix Kir(1876~1968)が、地元特産のブルゴーニュの白ワインとクレーム・ドゥ・カシスを売るために、ブレンドを考案したのが始まり。彼の名に因んで、そのカクテルは「キール」と名付けられた。「キール・ロワイヤル」は、白ワインの代わりにシャンパーニュを使ったカクテルで、オーストリアのウィーンで初めて作られた。
■ブレンドする材料… スパークリング・ワイン 90ml、クレーム・ドゥ・カシス* 15 ml
*クレーム・ドゥ・カシス…フランス・コート・ドール産のカシス(黒スグリ)を破砕してスピリッツを加え、その搾り滓を蒸留して熟成させたリキュール。
■作り方…フルート型シャンパーニュ・グラスにスパークリング・ワインを注ぐ。次に、クレーム・ドゥ・カシスを注いで、軽く混ぜる。
■アレンジ…クレーム・ドゥ・カシスの代わりに、フランボワーズ(キイチゴ)のリキュールを使うと「キール・インペリアル」、スロー・ジンを使うと「フォーティーセカンド・ストリート(42nd Street)」となる。
ベリーニBellini
考案者は、当時王族や貴族、多くの有名画家たちが好んで通ったイタリア・ベニスの老舗「ハリーズ・バー」の経営者、ジョゼッペ・チプリアーノ。1948年に当時開催されていた ジョヴァンニ・ベリーニ(Giovanni Bellini 1430年頃 ~1516年)の絵画展を見たチプリアーノが、ベリーニの描いた聖人がまとう布の色を想わせるカクテルだとして、その名を付けたという。
■ブレンドする材料…スパークリング・ワイン(通常はイタリア産発泡性ワインのプロセッコ) 適量、ピーチ・ネクター (桃ジュース)10 ml、グレナデン・シロップ* ティースプーン(約5ml)1杯分
*グレナデン・シロップとは、ザクロの果汁と砂糖から作られたノン・ アルコールの赤いシロップ。
■作り方…フルート型シャンパーニュ・グラスにピーチ・ネクター、グレナデン・シロップを注ぎ、軽く混ぜてから冷やしたスパークリング・ワインで満たす。
バックス・フィズBuck's Fizz/ミモザMimosa
英国のジェントルマンズ・クラブの一つ、「London Buck's Club」に由来。早い時間からアルコールを飲みたいメンバーのために、あたかもジュースを飲んでいるかのごとく見えるよう、バーマンのマッガリーMcGarryが気を利かせて作ったのが始め(1921年)。 その4年後に、パリではミモザの名前で流行した。英国では、バックス・フィズはアルコール度数が低いのでシャンパーニュの代わりとして結婚式でよく飲まれ、また、結婚式に出席したゲストたちの酔いざめの酒として、翌日のブランチに出された。
■ブレンドする材料…シャンパーニュ60 ml、オレンジ・ジュース 60 ml
■作り方…フルート型シャンパーニュ・グラスに、よく冷やしたオレンジ・ジュースを注ぎ、シャンパーニュで満たす。
シャンパーニュ・カクテルChampagne Cocktail
ドイツ出身の軍医、シーガートが1824年、ベネズエラのアンゴスチュラにある陸軍病院で作った飲み物、アンゴスチュラ・ビターズを用いたカクテル。このアンゴスチュラ・ビターズは、ラムに、りんどうの根から取る苦味成分ジェンチアンなどを配合したもので、苦味が強い。なお、現在はトリニダードで生産されている。
■ブレンドする材料…シャンパーニュ適量、角砂糖 1 個、アンゴスチュラ・ビターズ テーブルスプーン(約15ml)1杯分
■作り方…ソーサー型(浅く、平たい)シャンパーニュ・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを浸み込ませ、冷やしたシャンパーニュを注ぐ。
ブラック・ベルベットBlack Velvet
1921年、英国のジェントルマンズ・クラブの一つ、「Brooks's Club」のバーテンダーが、ヴィクトリア女王が夫、アルバート公の喪に服し、黒いドレスをまとい続ける姿を象徴して作ったのが始まり。シャンパーニュ好きだったヴィクトリア女王も好んで飲んだという。
■ブレンドする材料…シャンパーニュ150ml、ギネス・ビール 150 ml
■作り方…材料は両方ともよく冷やしておき、フルート型シャンパーニュ・グラスに同時に注ぐ。
■アレンジ…シャンパーニュの代わりにサイダー(リンゴ酒)やペリー(洋ナシ酒)を使うと「プア・マンズ・ブラック・ベルベットPoor Man's Black Velvet」と呼ばれるカクテルになる。












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