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| 2011年12月08日 | |
おすすめワイン産地めぐり⑲ スペイン・リオハを味わう旅 その2

ウルトラ・モダン派の方へ
スペインのワイン産地の中でも特に広く知られるリオハ。今回は、リオハのお薦めホテルについて書いてみたい。
まずは《ウルトラ・モダン派》の方にイチオシのホテルからご紹介しよう。ホテルの名は「マルケス・デ・リスカルMarques de Riscal」(www.hotel-marquesderiscal.com)=写真右。2006年9月、リオハにあるエルシエゴ Elciegoという古い村に、衝撃的なほど斬新なホテルが誕生し話題を呼んだ。しかもこのホテルは、スペインでも最も古いブドウ園であるマルケス・デ・リスカルMarques de Riscal(創設1858年)のワイナリーを伴う複合施設として建てられたものであったため、さらに人々を驚かせた。同ホテルのデザインを担当したのは、ビルバオのグッゲンハイム美術館をはじめ、世界中でコンテンポラリー建築を手掛けるアメリカ在住カナダ人、フランク・オーウェン・ゲーリーFrank Owen Gehry氏。このホテルも、銀色に輝くグッゲンハイムと同様に、チタンとステンレス・スチールがふんだんに用いられているが、違うのは色。赤ワインを思い起こさせるピンク色、ワイン・ボトルを覆うメッシュ(金属製のアミで、リオハ・ワインのボトルでしばしば見られる)を象徴する黄金色、ワイン・ボトルのキャプシュール(栓のまわりを覆うカバー)をイメージした銀色の3色で彩られている。殊に古いたたずまいの村中にあるので、同ホテルの外観の奇抜さがひときわ目立つ。約10万平方メートルの敷地には、マルケス・デ・リスカルのワイナリー&セラー、2つのレストラン、スイミング・プールを含むスパ、43室のスイート・ルーム、ルーフ・トップ・ラウンジ、ワイン・バー、ワイン・ショップなどが含まれる。また、英語によるワイナリー・ツアーに参加することもできるので、ここを訪れるだけでも充実した週末旅行になるはずだ。
ローカル調をお好みの方へ
続いて、落ち着いた《ローカル調派》の方にお試しいただきたいホテルをあげてみよう。
先述のリスカルから車で20分ほど南に下ったあたりに中世の村、ラグアルディアLagardiaがある。小高い丘の上に築かれた村で、もともと「Guard of Navara」、つまりナヴァラ王国を防衛する村として栄えた。村は2メートルほどの高さの壁に囲まれており、村と外界をつなぐ6つの門には、16世紀に付けられたという扉が今でも残っている。夏には、村の中に牡牛を放して追いかける(追いかけられる?)、「Running Bull」と呼ばれる祭りが今でも行われており、その際にこの扉は閉ざされるというわけである。さて、ラグアルディアは、外からの観光客というより、ローカルの人々が食べたり、飲んだりして寛げるレストランやバーが多いのが特徴。幾つかあるホテルの中でお薦めしたいのは、「カスティーリョ・エル・コリャードCastillo el Collado」 (www.hotelcollado.com)=写真右上。見晴らしのよい塔があり、上まで登るとリオハ・ワイン産地を360度見渡すことができる。そこで飲む古いカバ(スペイン産スパークリング・ワイン)の味は格別。郷土料理を中心とした食事も美味で、また、何と言ってもオーナーのハビエJavierさんの心温まるもてなしに心が和む。各客室のインテリアも凝っており、ぜひ一度滞在してみたい場所だ。
リオハ・ワインの老舗が集まるハロの村に滞在する方へ
リオハ・ワイン産地の中心といえばハロHaroの村で、ここにブドウ園の「老舗」が集まっている。ハロで泊まる方には、「オテル・ロス・アグスティーノスHotel los Agustinos」(www.hotellosagustinos.com)を推薦したい。ここは、14世紀に建てられた修道院を改築したホテルで、とにかくゆったりとしたぜいたくな造り。レストランのレベルが高いのもうれしい。料理はボリュームもあり、ワインのセレクションも実に豊富。リオハでの休日をここで楽しめば、胃も心も十分に満たされることだろう。
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ミヨコ・スティーブンソン Miyoko Stevenson |












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