英国生活で欠かせない、スーパーマーケットを分析!

英国生活で欠かせない、スーパーマーケットを分析! テスコ、ウェイトローズなどの英国発のスーパーマーケットから、リドルやアルディなど国外から入ってきた格安スーパーまで。日々の買い物において、たくさんの選択肢が広がっているのは嬉しい限りですが、さて、どこで買い物を済ませようかという段階になると、迷ってしまうことが多々あるのでは?
こちらでご紹介する各スーパーは、食品をはじめ、食器や家庭雑貨、衣服、薬、洗剤など何でもそろえることができますが、今回は5つのスーパーの「食」を中心に、主婦が感じる特色(個人的な意見が中心となってはしまいますが)をご紹介したいと思います。誰もが知っている、あるいは近くにあるスーパーばかりなので、用途に応じて使い分ける手助けになれば嬉しいです。

Tesco

Tescoイメージ

英国での売上が常に上位のスーパー。食品だけではなく、衣服や電化製品の販売から、ガソリンスタンドの経営なども行っています。2003年には日本へも進出したのですが、2013年に撤退した経緯があるので、日本でもわりと知られているのではないでしょうか。
台所で必要な基本的な食品はすべて手に入る品ぞろえ。びっくりするほど高い品は置いていない庶民派ですが、野菜や果物などの青果類の味は、個人的には大味だな~と思うことがよくあります。買って、しばらく熟させる期間が必要かも。
自社ブランドの商品開発も積極的に行っていて、「前に来たときには、これなかったよな…」という商品に出会うことが多々あります。ただそういった新商品も、人気だと販売を継続してくれますが、売れないとすぐに廃番にしてしまう傾向があるような気がします。

ポイントカード
Tescoカードイメージ 買い物のたびにポイントが貯まる「Tesco Club Card」。ポイントと交換できるアイテムが、食品や衣服などから、レストラン、アミューズメント・パークでの割引など多様。結構使えます。
店の形態
・テスコ・エキストラ(Tesco Extra 超大型・旗艦店)
・テスコ・スーパーストア(Tesco Superstore 大型店)
・テスコ・メトロ(Tesco Metro 小型店)
・テスコ・エクスプレス(Tesco Express 小型店・コンビニ)
自社ブランド
・テスコ・エブリデイ・バリュー(Tesco Everyday Value 格安商品)
・テスコ・ブランド(Tesco Brand 自社ブランド)
・テスコ・ファイネスト(Tesco Finest 自社ブランドの中でも高級・こだわり路線)
・テスコ・ヘルシー・リビング(Tesco Healthy Living カロリーオフなどの商品)
・テスコ・オーガニック(Tesco Organic)

Sainsbury's

Sainsbury'sイメージ

1869年にホルボーン(ロンドン)で創業。テスコ同様、衣服や電化製品の販売やガソリンスタンドの経営も行っている庶民派。
品ぞろえはテスコと似ていますが、自社ブランドのパンが豊富で、なんといっても美味しい。スイーツ系のパンもテスコに比べて甘さ控えめ! ただ、以前セレブシェフのジェイミー・オリバーがレシピを提供していた頃に比べ、やや活気がなくなったような気がします。商品も安定した同じラインアップですが、挑戦はしていないような…。アレルギー対応やカロリー・オフの商品など、健康に留意した商品レンジは充実!なかでも大型店での小麦アレルギーに対応した商品棚(Wellbeing)の規模は、ピカイチ。

ポイントカード
Sainsbury'sカードイメージ テスコと同様に、商品を買うとポイントがもらえるというもの。「Nectar」カードの名で呼ばれています。ポイントの還元は、貯めたポイントをお金に換算して買い物合計額から引いてもらうことも可能ですし、ほかの提携企業で使用することも可能です。
店の形態
・セインズベリーズ・スーパーマーケット(大型店)
・セインズベリーズ・ローカル(小型店)
自社ブランド
・ベーシック(Basic 格安商品)
・バイ・セインズベリーズ(By Sainsbury's 自社ブランド)
・テイスト・ザ・ディファレンス(Taste The Difference 高級志向のブランド)
・ビー・グッド・トゥ・ユアセルフ(Be Good To Yourself カロリー・オフ製品)
・デリシャスリー・フリー・フロム(Delicously FreeFrom アレルギーに対応した食品)
・ソー・オーガニック(SO Organic)

Morrisons

Morrisonsイメージ

1899年にブラッドフォードで創業し、着々と地位を築いてきたスーパー。テスコ、セインズベリーズ、アスダに続きスーパーマーケットのBIG4と位置づけされるまでに成長。ガソリンスタンドの経営も行っています。
なんと言っても安い! しかも野菜や果物などが美味しい(というより水っぽくないといった方がいいかも)。そのおかげで、回転が早いのでいつも新鮮なのがいいです。精肉は、他に比べてそれ程安いというわけではないのですが、格段に美味しいと思います。
インド人が多いエリアだと大根やオクラ、イスラム教徒が多いとハラル・ミートなど、売っている商品に地域性を出した品ぞろえなのは他のスーパーも同じですが、それをもう一歩進めた充実度。1匹丸ごとのタコや羊の首の部分の肉などが生鮮カウンターにあるなど、他ではお目にかかれない珍しい商品を置いている店もあります。
安いのは、文房具用品も同じで、ほかのスーパーよりかなり安く購入できるのは嬉しいかぎりです。

ポイントカード
Morrisonsカードイメージ 「More」カード。バウチャーにも力を入れていて、ポイントを貯めていくと5ポンド引きのバウチャーがもらえるほか、40ポンド以上買うと1割引などのプロモーションも盛ん。メールで割引情報が送られてくることもあります。
店の形態
・モリソンズ・スーパーストア(Morrisons superstore)
・モリソンズ・M・ローカル(Morrisons M Local 小型店)
自社ブランド
・M・セーヴァーズ(Morrisons' M Savers 格安商品)
・ザ・ベスト(The Best 高級志向ブランド)

Waitrose

1904年、ロンドンのアクトンで誕生。当時の名前は、ウェイト&ローズ、テイラー(Waite&Rose, Tailor)。3人の発起人の名前だったそうですが、テイラーさんが2年後に抜けて、ウェイトローズになったのだとか。
チャールズ皇太子がプロデュースするブランド「Duchy」商品を取り扱っている、ちょっと高級なスーパーとし知られています。いつ行っても、ゆったりと買い物ができる感じがしますが、午後遅く(4時頃)始まる値引き商品が出てくると、にわかに人が増えるのは世界共通です。比較的お手ごろな価格の自社ブランド商品を販売開始して以来、ハードルが低くなり顧客もバラエティに富んできたのでしょう。
素材の豊富さはピカイチで、お菓子作りに必要なものならなんでも手に入るので、それだけを買いに行くこともあります。また、冷凍食品もとても充実していて、日本人にはうれしいアサリやホタテの冷凍などがあります。日本酒が広がりつつあるロンドンで、わりと早い段階から日本酒を扱っていました。出来合いの「レディーミール」も豊富ですが、塩味が控えめなので味気ないと感じることも…。
日本へのお土産になるような、紅茶やビスケット、チョコレートなどはパッケージも可愛くて比較的安いので重宝します。

メンバーカード
Waitroseカードイメージ 他のスーパーとの最大の違いは、ショッピングをする人全員にコーヒーやカプチーノなどのホット・ドリンクを無料で振舞ってくれること。お会計の際に、ウェイトローズ・カード「myWaitrose」を提示し、好みの飲み物を伝えると紙コップをくれるので、後はセルフサービスで店内に設置されているマシーンで飲み物を入れるだけ。10ポンド以上の買物をすると、新聞も無料にしてくれます。
プロモーションにも力を入れていて、60ポンド以上のお買い上げで、10ポンドを引いてくれることもあり感激することがあります。でも、やはり商品は、ちょっと高め。選びに選んで、ウェイトローズでしか手に入らない、ちょっと高いけど絶品のオリーブオイルやバルサミコ酢などを買うことにしています。
店の形態
・ウェイトローズ(Waitrose)
・リトル・ウェイトローズ(Little Waitrose コンビニ)
・ジョン・ルイス・フードホール(John Lewis Foodhall 姉妹店であるジョン・ルイスの地下にあるお店)
自社ブランド
・エッセンシャル(Essential 格安商品)
・ウェイトローズ・クックス(Waitrose Cooks 調味料のブランド)
・ウェイトローズ・ワン(Waitrose 1 さらに高級志向のブランド)
・ダッチー(Duchy チャールズ皇太子プロデュースのオーガニック・ブランド)

M&S

M&Sイメージ

英国へ移住したポーランド系ユダヤ人マイケル・マークスと、英国人のトマス・スペンサーの2人が1894年にリーズで開業。マークス・アンド・スペンサー(Marks & Spencer)略してエム・アンド・エス(M&S)は、5つのスーパーの中では一番高いというイメージでしょうか。
食品や家庭用雑貨を扱っているのは他のスーパーと同様ですが、自社ブランドの靴や衣服の販売も行っている小売業者です。
食品も自社ブランドが多く、他のメーカーの商品はあまり取り扱っていないのでM&Sブランドの商品を目当てに行く人が多いのではないでしょうか。
生鮮食品など、他のスーパーに比べ割高ですが、やはりいいものをそろえています。サラダやレディ・ミールの種類が充実していて、ランチや楽をしたいときの晩御飯として重宝します。ただ、味付けがしっかりされているので、薄味が好みの人には合わないかも(薄味がお好みなら、ウェイトローズがお薦めです)。
チョコレートやビスケット、お花など、お呼ばれした際の手土産品には、高すぎず、安すぎずのちょうどいい商品がそろっています。

ポイントカード
M&Sカードイメージ 2015年に導入されたM&Sのポイントカード「Sparks」。他のスーパーのポイントカードが、買い物の合計金額からの値引きをメインにしているのに対し、こちらはポイントを集めて優遇されるというもの。つまり、衣服や靴などの決められた商品に対して20パーセント引き、あるいはセール商品を事前に購入できるという仕組み。ポイントによって待遇が違うので、混乱も起こっているようです。
店の形態
・エム・アンド・エス(M&S 食料品中心のスーパー)
・エム・アンド・エス・フードホール(M&S food hall 衣料品なども扱う店の地下の食料品売り場)
・エム・アンド・エス・シンプリー・フード(M&S Simply Food コンビニ)
自社ブランド
・マークス・アンド・スペンサー(Marks & Spencer)

M&S以外は、オンラインショップで注文し、デリバリーを頼むことが出来るので、多忙な方の強い味方になってくれると思います。(編集部 テンテン)
※2017年10月5日現在の情報です。