Q13ロンドンのバスは、どうして赤色なの?
Aふむ、ロンドンのバスといえば基本的には赤。それは一体なぜか?
乗合馬車が衰退し、バスが街中を走りはじめたのは1855年。当時はバスの運行会社ごとに走行ルートが決められていて、ルートに合わせて車体も緑、茶、黄色などに分けられておったんじゃよ。ところが20世紀初頭、ひとつの運行会社がライバル社を次々と買収。ロンドン最大のバス会社となった「London General Omnibus Company(LGOC)」が、新たなスタートを祝して統一したバスの色が「赤」だったのじゃ!
決め手は「目につきやすく力強い印象」とか「赤い塗装は長持ちする」とか(本当か?)色々とあったようじゃが、郵便ポストも最初は緑色だったのに、「目立つように」と赤に変更されたしのぅ。やっぱり目立ちたかったんじゃと余は思うな! これ以降、「バス=赤」のイメージが定着し、他の会社も赤に変えていったんじゃよ。
ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、お尻ペンペンしちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1137(2020年5月14日)掲載
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