Days LONDON 写真が語る「変わったロンドン、変わらぬロンドン」

Days LONDON

約100年前に撮影されたロンドンの街並みと、現在の風景を写真で比較。
ディケンズや夏目漱石が見た景色が、どうのように変化したのか(あるいは当時のまま変化していないのか)を紹介します。

Vol.14

Addle Hill 1915

Addle Hill - 2016 -

2016

セント・ポール大聖堂の裏にある小路、アドル・ヒル。現在はひと気のない静かな路地だが、約100年前は商店などが並んでいた。それらの店の中のひとつ「Strome & Co.」(上の写真中央)は日本の貿易会社で、窓ガラスにも「Japan Merchants」と書かれている。英国やヨーロッパでは、19世紀後半から東洋などの異国文化が流行。金銀箔や彩色を施した高級和紙を扱う同社は、室内を飾る壁紙や屏風に使われる和紙の販売を請け負っていた。 しかし第一次世界大戦中の1915年、ドイツ軍の飛行船からの爆撃で、通りを爆弾が直撃。上の写真を見ると、「Strome & Co.」の隣の店から煙が吹き出ているのがわかる。第一次世界大戦が終了すると、通り沿いの建物はすべて新たに建て替えられ、現在のような閑静な小路に変わった。
Supported by London Metropolitan Archives
ロンドン・メトロポリタン・アーカイブズは、シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション(自治体)が管理・運営する、歴史資料センターです。ロンドンに関する貴重な史料やデジタル画像のほか、イベント情報などを無料で検索・閲覧することができます。
公式ウェブサイト: www.cityoflondon.gov.uk/lma
画像検索サイト : http://collage.cityoflondon.gov.uk
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