米ラスベガスの名門ホテル「シーザーズパレス」のコロシアムで21日から始まる予定だった週末定期コンサートを、英人気シンガーソングライターのアデルさん(33)が直前でキャンセルすることを発表。涙ながらにインスタグラムで謝罪した。各メディアが伝えた。
世界的に大ヒットしたアルバム「30」=写真=の曲を中心にしたコンサートを、1月21日から4月にかけて、ほぼ毎週金曜と土曜日、合計24回予定していたアデルさんだが、すべて延期することを決断。インスタグラムで公表した。
コロナ禍で、物流が滞る事態が世界各地で起きているが、アデルさんもその被害を受けており、コンサートに必要な資材が一部、届いていないという。また、スタッフの半数がコロナ陽性で待機を余儀なくされており、長期にわたる定期コンサートを行うことは無理だと判断したという。
同情や理解の声が聞かれる一方、85ドル(約60ポンド)~685ドル(約500ポンド)のチケットを購入した多くのファンの中にはラスベガスに既に到着、あるいは向かっている人も少なくなく、もう少し早くキャンセルを決断してくれていれば、フライトやホテル代の払い戻しを求めることも可能だったと恨み節も聞かれている。
コロナで不測の事態が起こりやすいのは確かだが、3週間前には米人気シンガーソングライターのケイティ・ペリーさんが定期コンサートを成功させているだけに、アデルさんサイドがコンサートの開催をあきらめたことへの批判も出ることが予想される。
ちなみに、振替コンサートの日程は後日、明らかにされるという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)