■英国での新学年は9月開始。制服の姿もういういしい子供の姿を目にすることも少なくない今日この頃だが、このほど、子供を5歳から18歳まで一貫して私学(private school)に通わせた場合、どれだけかかるかについて細心の数字が発表され、その額の大きさが話題となっている。「デイリー・メール」紙が伝えた。
投資向けの金融商品などを扱う「Fidelity International」がまとめたところによると、私学の平均的な学費は年間で1万7,232ポンド。2017年の1万6, 665ポンドから3.4%アップしたことになるという。
5歳から18歳まで一貫して私学に通わせたとすると、13年間で27万5,928ポンドの出費となる計算で、これは、英国の年間平均給与2万6,936ポンドの10倍にあたる額。また、地域によっては一軒屋が問題なく購入できる金額でもある。
これだけの出費に耐えられるのは、経済的にかなり恵まれた家庭のみ。英国人生徒だけに頼っていては、学生不足となることから、私学の多くは中国、ロシア、中近東などの富裕層の取り込みに躍起になっている。
しかし…それにしても高い!
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)