■ 故エディンバラ公フィリップ殿下は、サセックス公爵夫人(メガン妃)に対して、密かに残酷とも言える「あだ名」をつけていた。英各メディアが報じた。
英王室専門家で作家のイングリッド・スワード氏は、2021年に亡くなったエディンバラ公フィリップ殿下が元女優のメガン妃を「警戒」し、「王冠を賭けた恋」で知られるエドワード8世の妻、ウォリス・シンプソン夫人と常に比較していたと語った。メガン妃とシンプソン夫人は共に米国人で、英王室に嫁いだ時、いずれも離婚歴があった。
GBニュースの取材に対し、スワード氏は 「フィリップ殿下は人に対して抜け目なく、悪い面だけに目を向けるのではなく、常に良い面を見ようと心掛けていた。とはいえ、殿下はメガン妃とハリー王子、エドワード(8世)とシンプソン夫人の共通点に縛られていた」と述懐。また、続けて「メガン妃とシンプソン夫人には類似点がたくさんあった。殿下は本人に面と向かって言うことはなかったが、陰でメガン妃をシンプソン夫人の称号だった『ウィンザー公爵夫人(Duchess of Windsor)』と呼んでいた。私たちも彼女のことを『DoW(Duchess of Windsorの短縮形)』と呼んでいた」と打ち明けた。
スワード氏は著書「My Mother and I」の中で、「フィリップ殿下はメガン妃の魅力に屈することを警戒する、数少ない人物の一人だった。殿下はメガン妃がシンプソン夫人との類似点を見出した時から陰でメガン妃のことを『DoW』と呼び、『王室に混乱を巻き起こす存在』とみて警戒していた。一方で、エリザベス女王はメガン妃に対してより楽観的で、むしろ期待を寄せていた」とつづっている。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)