ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
個性派ホテル「ゼッター・タウンハウス」でティータイム
ロンドンに住んでいるとなかなかホテルに滞在する機会がなく、ホテル事情には疎くなりがちですが、そんな人でもホテルのラウンジならば比較的気軽に訪れることができ、かつホテルのエッセンスを味わうこともできておすすめ。中でも、モダンでスタイリッシュなホテルとして支持を集める「ゼッター・ホテル」の裏にある、同じゼッター・グループによる個性派ホテル「ゼッター・タウンハウス」のカクテル・ラウンジは、ロンドナーにも人気です。
場所はロンドン中心部とショーディッチ・エリアの間にあるクラーケンウェルのセント・ジョンズ・スクエア。ゼッター・ホテルは「Z」の大きな看板を掲げて、通りからもかなり目立ちますが、一方のタウンハウスの外観はこんな感じ(写真上)のジョージアン建築。ホテルというには、かなり控えめなブルーの扉のエントランスです。扉の前に立つとプライベート・クラブのような香りがぷんぷんしているので、開くのがためらわれるほど(ですが、勇気を出して扉を開けると、フレンドリーなスタッフが対応してくれますのでご安心を)。
扉の奥に広がっているのは、ヴィクトリア朝時代をテーマにした家具で彩られた空間。ヴィクトリア朝をベースにしつつも、ところどころに現代的なスパイスを交えてオシャレにアレンジしているがゼッター流です。
ウェブサイトで“エキセントリック”と謳っているだけあって、壁には所狭しと絵やモダンなアート、剥製が飾られ、にぎやかなデコレーション。ですが、タウンハウスの名が示す通り、ホテルというよりは誰かの家のようなプライベート感が漂い、落ち着ける空間です。
オリジナル・カクテルやバー・スナックのほか、コーヒーやお茶、デザートもあるので、カフェとしてもバーとしても使えます。日中は暗めの店内に外からの明るい光が差し込み、リラックスしたいい雰囲気。久々に会った友人とゆっくりじっくり話するにはぴったりのスペースです。ちなみにこのホテルは全13室があり、すべて異なるコンセプトでデコレーションされているのだそう。1週間くらい泊まってみたい……。ぜひお試しを!(編集部N)
49-50 St John's Square, London EC1V 4JJ