英国人のホンネが隠れている言い回し10選

日本と英国―島国ということで、共通点があるとはよく言われることですが、具体的に「あ、似てる!」と感じた経験のある人もきっと多いことでしょう。

例えば、「コーヒー、飲む?」と英国人の友人にたずねたところ、「It could do.」という答えが返ってきたことがあります。最初は、「??」と意味がわからず戸惑い、理解するのに数秒かかってしまいましたが、日本語にすれば「コーヒーを飲むことはやぶさかではない」という訳がピッタリだなぁと驚きました。
「やぶさか」=「気が進まない」「気乗りしない」
ということで、それを打ち消して
「やぶさかではない」=「気が進まないわけではない」「気乗りしないわけではない」→「喜んで~する」という使われ方をする言葉だそうですが、この英国人の友人の答えは、まさにこれ!
「ほしい」と直接的に答えるかわりに、婉曲的に「それはそうなっても良い」=「お願いします」と伝えるというこのメンタリティ。親近感を覚えました。

会話イメージただ、ときどきあまりに婉曲的過ぎて、その発言の裏にある英国人のホンネを理解するのに苦労することがあるようです。
英国を代表する大衆紙のひとつ、「デイリー・メール」紙がこの点に関してとても興味深い記事を掲載していました。英国人の友人に見せると、爆笑。心当たりが大いにあるそうです。
その中から、特に、「えーーっ、そういう意味だったの?」と驚くやらおかしいやら、という言い回しを選んでみました。ただ、くれぐれも、すべての英国人が(意地悪く)、下のような言い回しをいつも使っているわけではないようですので、本当に真意をはかるのが難しいですね。一筋縄ではいかないようですが、それが英国の魅力のひとつといえるかもしれません。

① けなされているようで、そうではない

That's not bad(悪くないですね)
That's good(とってもいいですね)

「That's not bad」といわれて「That's poor」(よくないですね)と言われた、あるいは慰められたと思い、落ち込んだことがあるかもしれませんが、実はほめ言葉なのだそうです。


② ほめられているようで、そうではない(その1)

That is a very brave proposal(大胆な提案ですね)
You are insane(正気の沙汰ではないですね←少々大げさな訳ですが)

「大胆ですね」とほめてもらった、あるいは「He thinks I have courage」(勇気があると思ってもらった)と喜んではいけません。こういわれたら、提案は引っ込めたほうが良さそうです。


ほめられているようで、そうではない(その2)

Quite good(なかなかいいですね)
A bit disappointing(少々がっかりしました)

①の「That's not bad」とは逆で、これは評価されていないと受け取るべきなのだそうです。文字通り「Quite good」ととって喜んでいてはいけないということですね。


ほめられているようで、そうではない(その3)

Very interesting(とても興味深いですね)
That is clearly nonsense(ばかげいてる、くだらないですね)

これも②および③と似たパターンです。「They are impressed」(感心してもらった)と喜んではいけません。どうやら、英国人は相手を傷つけないように言葉を選んでいるものの、ホンネではけなしているというケースが多いのかもしれません。日本人と似ていると思いませんか。


ところで、と単に話題が変わっただけではない

Oh incidentally / by the way(そうそう、ところで…)
The primary purpose of our discussion is(さて、この会話の本題ですが…)
会話イメージ

英国人と話していて、こう言われたら、本題が始まると思って身構えましょう。「ところで」という言葉を文字通りにとって、そのあとに続く話は「That is not very important」(たいして重要ではない)と考えるのは大間違いなのだそうです。要注意!


「善処します」に近い

I'll bear it in mind(心にとめておきます)
I've forgotten it already(直訳=もう忘れました→取り組むつもりはまったくありません)

日本語と本当に似ている、と感心させられる言い回しです。これで「They will probably do it」(多分、取り組んでもらえるだろう)と喜ぶと、ぬか喜びに終わってしまうというわけです。


私のミスです、といいながら相手を責める

I'm sure it's my fault(確かに、私のミスです)
It's your fault(悪いのはあなたですよ)

こういわれて、「Why do they think it was their fault?」(どうして、自分のミスではないのに、「私のミスでした」と言うのかな?)と不思議に思ったことがあるとしたら、単に真意を知らなかっただけということです。相手は、実はあなたを責めているので、しかるべく対応をしないと、あとで困ることになるでしょう。


時間ができた時に、といいながら、実は待ったナシ

When you get a minute(時間ができた時に…)
Do this immediately(今すぐ、やりなさい)

上司にこういわれた時、その仕事を後回しにしたことがある人はいませんか。「If you're free quite soon」(もし、時間ができたら)と、猶予をもらったと考えるのは間違いなのだそうです。他のことを中断してでも、すぐに対応しましょう。


任せてください、といいながら、実はやるつもり全くナシ

Leave it with me(私に任せてください)
Hell will freeze over before you see a solution to this problem(直訳=この問題が解決をみることは、永遠にありません)

例えば、人事や総務に何かを頼んだときに「He'll deal with it soon」(すぐやってくれる)と思ったら大間違いということです。ちなみに、「ホントの意味」として挙げられていた説明にある「Hell will freeze over」も、独特の表現です。「hell=地獄」は、常に炎が燃え盛っている場所と考えられていますから、凍りつくということは永遠にありえません。そこで、「この問題の解決策が示される前に地獄が凍りつく」→「この問題の解決策が示されることは決してない」という意味になるのだそうです。


誘われたと思いきや、単なる社交辞令

You must come for dinner(夕食を食べにおいでいただかなくては)
It's not an invitation, I'm just being polite(お誘いしているわけではないですよ、単に礼儀として申し上げているだけです)

具体的に、いつ、という話に発展しないので、「I will get an invitation soon」(もうすぐ、きちんとしたお誘いがくるだろう)と待っていると、「あれ、おかしいな」と困惑することになるでしょう。相手は忘れているわけではなく、単なる社交辞令ですので、その場で「Thank you」(ありがとうございます)と答えて終わりにしましょう。


イギリス留学イメージ 英国で暮らしている方の中には、「そういえば…」と思い当たる経験をした方が既におられるかもしれません。
あるいは、今後イギリス留学を検討している、または、まだ来英してから日が浅い方もおられるでしょう。こうした実に英国らしい英語の言い回しを理解して、英国人と円滑にコニュニケーションを図れるようになりたいと思いませんか。
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※情報は2018年2月1日現在。