東ロンドンで大人気!
ストリートアート ウォーキング・ツアー

 

 


■近年、観光地としても人気が高まっている東ロンドン・エリア。特にショーディッチ付近は、多くのストリート・アートが見られることでも注目される。そんな今どきの『クール』な街、東ロンドンを歩いてまわるガイドツアーが充実しているという。

 


交通標識を見上げると、小さな彫刻が! 普段見逃している場所にも新たな発見があるのが、このツアーの醍醐味。
ロンドンでは、さまざまなウォーキング・ツアーが実施されているが、今回紹介するのは「Alternative London」が主催するウォーキング・ツアー「Alternative London Walking Tours」。このツアーは、東ロンドンのストリート・アートを中心に、見どころとなる観光スポットを巡るというもの。料金はツアー終了後に、自分が払いたいと思った金額だけ支払う方式で、金銭事情に関係なく、誰でもツアーに参加できるようにというユニークなコンセプトも特長。ほかにも、街中のレンタル自転車を借りて回る「Street Art Bike Tours」(14ポンド)、ストリート・アート制作を体験できるワークショップ込みの「Street Art Tours & Workshops」(15ポンド)など多様なツアーがある。

 

 


作品の前で説明をしてくれたガイドのベンさん。
「Alternnative London」には、他にも多くの個性的なガイドが所属している。



気持ちよく晴れた週末の昼下がり、「Alternative London Walking Tours」に参加してみることにした。ツアーはスピタルフィールド・マーケットから始まる。待ち合わせ場所は、マーケット内の「白ヤギの彫刻前」。参加人数が多いので、30人ずつ2グループに分かれてのツアー開始となった。
オシャレな若者が集う東ロンドンのツアーだけあって、参加者も20~30代のストリート系の雰囲気の人が多いが、なんと3分の2が観光客! そしてガイドのベンさんは腕に大きなタトゥーの入った、ちょっと怖そうなお兄さん(スミマセン!)。でも「聞きたいことがあったら遠慮せず聞いてね」と気さくでリラックスした雰囲気に、ひと安心。
まずはスピタルフィールズ・マーケットからブリック・レーンへ向かう。所々で止まっては、ベンさんが東ロンドンの歩みを簡単に解説。移民の街となった歴史、各アート作品のコンセプトなどに加え、ストリート・アートとグラフィティの違いなど、初めて聞く話が満載だ。老舗のビール醸造所や美味しいベーグル・ショップといったお得情報も教えてもらえるのが嬉しい。
さらにショーディッチ・ハイストリート駅付近まで足を伸ばす。ストリート・アートは、メインストリートから、知らなければ見つけることはできないだろう隠れた小道まで、至るところにある。筆者はこのエリアを何度も歩いているのに、まったく知らない裏道にハッとするような作品があって驚いた。うーん、何とも奥が深い!

 


巨大な建物の壁全体を使ったアート作品。
カラフルな「EXTORTION(強奪)」とは、何を意味するのか…。

 

再びスピタルフィールズ・マーケットに戻って解散。「ダイヤでも宝石でもいいから、よければ払ってね~」と最後までお茶目なベンさんに、心ばかりの金額を渡しながら、今度はどれに参加しようかな、と思いはすでに次のツアーへ…。所要は2時間ほどだが、短く感じられてしまうほど新鮮な発見の連続。ありきたりの観光に飽きてしまったら、ロンドンを少しディープに探るアート探検はいかが?  (文・写真/塚田沙羅)

 

Alternative London
www.alternativeldn.co.uk
ウェブサイトから要予約。料金はツアーによって異なるのでご確認のこと。