驚きの誕生秘話!
くまのパディントン

 


左=Mandarin Oriental Hyde Parkのパディントン・アフタヌーンティー
右=BBCドラマ「シャーロック」の主演俳優ベネディクト・カンバーバッチがデザインした、
「パディントン・トレイル」のホームズ風パディントン像。設置場所などは、
www.visitlondon.com/paddingtonにてご確認を。

 

■赤い帽子に青いダッフルコート、大きな旅行カバンがトレードマークの「くま」といえば、世界中で愛されている英児童文学シリーズ『くまのパディントン』。その実写版の映画『Paddington(パディントン)』の公開を目前に控え(英国公開は2014年11月28日)、期間限定のショップやアフタヌーンティーの提供など、パディントンにちなんだスペシャル企画が次々と登場。さらに、物語の誕生秘話も明かされている。

 


Mandarin Oriental Hyde Parkのパディントン・アフタヌーンティー


このパディントン・ブームの口火を切ったのは、高級デパート「セルフリッジズ」。10月末に期間限定ショップ「The Paddington Curiosity Shop」をオープンさせ、ぬいぐるみや絵本、文房具のほか、特製マーマレード(パディントンの大好物)など、パディントン・グッズの販売を開始(2015年1月4日まで)。ショーウィンドウにも黄金に輝くパディントン像が飾られ、通りを行きかう人々の視線を奪っている。
それに負けるなと続いたのが、有名ラグジュアリーホテルだ。11月に入ると、各ホテルにパディントン・アフタヌーンティーなるメニューが続々と登場。メイフェアの「The Athenaeum Hotel」では、マーマレードをふんだんに使用したサンドイッチやケーキなどが売り物の「Paddington Bear Afternoon Tea」(£39.50、12月31日まで)、またハイドパークにある「Mandarin Oriental Hyde Park」では、「A Christmas Adventure with Paddington」と冠してアフタヌーンティー(大人£48、子供£28)のほか、宿泊込みのワンナイト・パッケージ(£645~)も展開中だ(12月30日まで)。
さらに、NSPCC(全国児童虐待防止協会)や『Paddington』の映画製作会社が協賛し、「パディントン・トレイル」を企画。ロンドン市内各所にデイヴィッド・ベッカムやエマ・ワトソン、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏ら、著名人がデザインした50体のパディントン像が設置され、世界に1体しかないパディントン像を巡り歩くことができる(12月30日まで)。



セルフリッジズで販売中のロバートソンズ社製
パディントン・マーマレードは期間限定品(£2.29)。
子供も喜んで食べられるようにと、味は少々甘め。

 

 英作家マイケル・ボンド氏(88)が、クリスマス・イブにデパートの棚にひとつだけ残されていたくまのぬいぐるみを、妻へのクリスマス・プレゼントとして購入し、そのぬいぐるみに当時暮らしていた自宅の最寄り駅名「パディントン」と名付けたことから誕生した、絵本『くまのパディントン』シリーズ。実はそのデパートが「セルフリッジズ」だったことから、今回、期間限定ショップをオープンするに至ったという。今年のクリスマスは、「にわかパディントン・ファン」になって楽しんでみては?
(文/本誌編集部 中小原和美)


The Athenaeum Hotelのパディントン・アフタヌーンティー