ぴったりの香水を処方!?
フレグランス・ラボ


 

■どの香水を身にまといたいと思うかは、本人の好み次第。でも、「本当はどんな香りが自分に似合うのだろう?」と客観的な意見が気になったことがある人は、少なくないのでは? 今月1日、高級デパート「セルフリッジズ」が、それぞれの個性にあった香水を提供する「Fragrance Lab」を期間限定で開設。そのユニークな診断体験が話題になっている。

 

「セルフリッジズ」の1階に、真っ白な壁に囲まれ、白衣を着たスタッフが応対する一角がある。病院または何かの実験室のような雰囲気が漂っているが、ここが今話題の「Fragrance Lab」だ。平日の昼間であるにもかかわらず、店内は多くの若い女性客でにぎわっている。
カウンターで荷物を預け、スタッフから簡単な説明を受けた後、設えられたタッチスクリーンの前へ。自分の好きな、あるいはピンッときた画像を選択、そしてパーソナリティに関する簡単な質問に答える。この心理テストは5分程で終了。手渡されたヘッドホンをつけ、階段の上にある白いドアを開ければ、いよいよ不思議体験のスタートだ!

 

病院や実験室のような雰囲気の「Fragrance Lab」の店内。
でもスタッフはとてもフレンドリーで、『香りの冒険』を楽しめる。


 でも、ここでドキドキ、ワクワクしてはダメ。「Close your eyes…take a deep breath…という催眠術師のような語り口のオーディオガイドに、最初はちょっと困惑するかもしれないが、逆らわずに意識を集中させ、リラックスして進もう。いくつかの部屋を巡り、指示された本やポットといった日用品やチェストの引き出しの中など、さまざまな香りをかいでいく…。
そして最後に、これまでの検証結果を踏まえて調香師が選んだ3種の香りの中から、気に入った「ファイナルアンサー」を伝えれば診断完了! 性格分析の結果が記された『処方箋』とともに、筆者は香水「248番」を手に入れた。本人の好みも反映してくれるので、不快感を覚えるようなものになることはなさそう。
ちなみに処方箋によると、筆者は「社交的だけど人見知り」「新しいもの、馴染みのないものには慎重」「思い出を大切にする」タイプだとか。うん、結構当たってるかも? 香水はローズ&ジャスミンにバニラなどを加えたもの。調香師の男性から太鼓判をもらい、また社内評も良かったので、どうやらこの『処方』は成功のようだ。

 香水はスイスに拠点を置く香水メーカー「Givaudan」社製だが、「Fragrance Lab」専用に調香されたオリジナル品なので、キャンペーンが終了したら入手できない「貴重品」という。興味とお財布にゆとりのある人は、ぜひ体験してみては?
(文/本誌編集部 中小原和美)

 

▲248番のタグがつけられた香水(50ml)。
香りのイメージによってタグのデザインも異なる。

 

Fragrance Lab at Selfridges
所要約20分、65ポンド、6月27日まで。要予約。
www.selfridges.com/en/StaticPage/fragrance-lab

  2014年5月22日 No.831