リージェント・ストリートの端、ピカデリー・サーカスに面した建物。現在、同所にはオランダのファッション・ブランド「The Sting」があるが（写真右）、かつては高級服飾デパート「Swan & Edgar」が160年以上にわたって店を構えていた（同上）。ジョージ・スワンとウィリアム・エドガーの共同経営だった同デパートは、当初ピカデリー（通り）に小さな店を開業。しかし、1819年のピカデリー・サーカス建設に伴い、立ち退きを余儀なくされた。両氏はリージェント・ストリートの端にあった郵便馬車の事務所兼パブを買い取り、「Swan & Edgar」を移転オープン。以降、「リージェント・ストリートの顔」として人気を集めた。
1982年、経営難により閉店。その後、「タワーレコード」「ヴァージン・メガストア」などの開・閉店を経て、2010年から「The Sting」が店舗を構えている。ちなみに、上の写真が撮影された翌年、同建物は現在の姿に建て替えられた。

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