■カタツムリの粘液を配合した美容液が世界中で話題となったのをきっかけに、今や韓国発の美容産業「Kビューティー」は一過性の流行を超え、国家経済を支える一大産業へと成長。ロンドンをはじめ、英国の都市部でも専門店が続々とオープンしている。このトレンドについて、各メディアが取り上げている。

韓国の化粧品市場は2024年に約130億ドル規模に達し、輸出も急拡大している。2025年上半期には輸出額が前年同期比15%増の55億ドルに達し、フランスを抜いて、米国に次ぐ世界第2位の美容製品輸出国となった。Kポップや韓国ドラマと並び、「韓流」の一角を担う存在として、Kビューティーは世界の若者文化と密接に結びついている。
その原動力は、短期間で次々と新商品を生み出す開発スピードと、SNSを活用した拡散力だ。例えば、動画投稿アプリTikTokで拡散した『粘り気チャレンジ』をきっかけに、小規模ブランドだった「COSRX(コスアールエックス)」は世界的知名度を獲得し、現在は韓国最大手「アモーレパシフィック」傘下に入った。また、ガラスのような肌を目指す「グラススキン」やシートマスク、スリーピングマスクといった独自の発想が世界に広まり、欧米の大手化粧品メーカーもツボクサエキスや米ぬか水など、韓国由来の成分を自社製品に取り入れ始めている。
この産業の急成長を可能にしている理由のひとつが、高度に発達した製造体制だ。研究開発から生産までを請け負うODM(相手先ブランド製造)企業が約3万のブランドを支え、構想から販売までを最短半年で実現する体制を整えている。一方で競争は激しく、利益率の低下や倒産も相次ぐ。「アモーレパシフィック」や「LG生活健康」といった財閥系企業が市場を牽引する中、米国市場の成長が中国を上回るなど、輸出先の構図も変化している。韓国政府もKビューティーを戦略産業に位置づけ、支援を強化する方針だ。SNS発の流行から始まったKビューティーは、今や世界経済の中で存在感を放つ成長産業へと進化。今年も目が離せない展開を見せそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)








セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』