
■2020年にコロナパンデミックに襲われた中、私はイギリス⼈のマスクに対する異常ともいえる反応の仕⽅に愕(おどろ)いた。そこで少々個⼈的な感想を述べたい。
まず2020年3⽉に政府のメディカル・アドバイザー、パトリック・ヴァランス卿(Sir Patrick Vallance)の「Herd Immunity(集団免疫)」⽅針の失敗にはじまり、Medical Asst Advisor のジョナサン・ヴァン・タム(Jonathan Van Tam)はBBCの記者会⾒を通して「マスクにはウィルスを防御する効果がないから、着⽤の必要性は全くない」と⾔い切ってしまったという第⼆の失策。
ところが、⼀旦アメリカのファウチ博士(Dr Fauchi)がマスク着⽤を全アメリカ国⺠に促してからは、イギリスSAGE(非常時科学諮問委員会)も⽅針変更を余儀なくされ、マスク着⽤を室内に限り強制。BBCニュースは事あるごとにマスクのことばかり報道、なぜマスク着⽤にこれほど抵抗し執着するのか? イギリス⼈の夫も呆れて「着⽤しないよりしたほうがウィルス感染を防げるのは、常識ある⼈間ならわかるはずだ」。
当時死亡者が毎⽇1000⼈単位で出ていても、驚いたことに近所の3夫婦のうちマスク着⽤を即受け⼊れたのは1夫婦のみ。他2夫婦は「医学者の意⾒では着⽤しても防御効果はない」と最後まで着⽤を拒否。その医学者の意⾒だが、2021年7⽉11⽇付のサンデータイムスによると、⼀般の使い捨てマスクでも95%ウイルスをシャットアウトする効果があると⼤々的に掲載された。
この事実はつまりイギリスの医学者の⾒解が2020年当初は間違っていたということになる。
個⼈的にはこれらのイギリス医学専⾨家に誤解を招いたとして国⺠に謝って欲しかったが、当然それはなかった。過ちを認められない専⾨家にも呆れたが、マスクに対する異常な抵抗と違和感を持つイギリス⼈にも改めてDisappointしてしまい遺憾である。しかし、今後は風邪をひいてマスクを町中で着⽤しても⽩い⽬で⾒られないと思うと気が楽である。(在英30年/50代女性 Nipichibanさん)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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