ニューヨーク・メッツ対フィラデルフィア・フィリーズ
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6/9 ロンドン地下鉄、利用客の30%が路線図にだまされている!?

1931年にハリー・ベックがデザインした、『最も優れたデザイン』として高い評価を受けているロンドン地下鉄の路線図だが、多くの地下鉄利用客が距離感を勘違いしていることが研究調査でわかった。「メトロ」紙が報じた。
ニューヨーク大学で都市開発を研究するチャン・グオ教授が、実際の移動時間とデータ上の移動時間を比較したところ、図式的配置ダイアグラムである路線図では、駅と駅の間の距離が著しく変更されており、利用客のおよそ30%は目的地に向かうために遠回りのルートを使っていることがわかった。
例えば、パディントン駅からボンド・ストリート駅に移動する場合、ベイカー・ストリート駅で乗り換えるルートとノッティング・ヒル・ゲート駅で乗り換える2通りのルートがある。ノッティング・ヒル・ゲート駅で乗り換えるルートは移動時間がおよそ15%も長くかかるが、利用客の30%はこのルートを選んでいるという。
また、チャリング・クロス駅からエンバンクメント駅に移動する場合、路線図では長距離に見えるが、実際には徒歩3分しかかからない。
さらに、チャンスリー・レーン駅からファリンドン駅に向かう場合、ロンドン地下鉄では4つ先の駅で2回乗り換えが必要だが、実際には歩いて10分以内の距離にある。
グオ教授は研究「Mind The Map」のなかで「地下鉄利用客は、一番良い移動ルートを選ぶとき、自分の経験より地図を信じることが多い。常に地下鉄を利用している乗客でさえ、このような傾向がある。路線図で最短距離に見えるルートを取っても、実際には時間が長くかかってしまうことが多い」と記している。

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