創業者、ジェームズ・ホワイト氏とチャールズ・マッカイ氏の手により、スコッチウィスキー「ホワイト・アンド・マッカイ(Whyte and Mackay)」が、スコットランドのグラスゴーで誕生してから今年で170年(創業は1844年)。
それを記念し、何か話題になるイベントを企画しようと知恵を絞った同社が白羽の矢を立てた場所は、造船用の巨大なクレーン=写真上=の操縦室だった。地上45メートルという高さで、「ホワイト・アンド・マッカイ」を味わうことのできるパブを3日間限定でオープン=同下。狙い通りに話題となっていることを「メトロ」紙が報じた(写真は「メトロ」紙より)。
19世紀後半、グラスゴーは造船業で飛躍的な発達をとげた。グラスゴー郊外にあり、スコットランドで3番目に長いクライド川の北岸に位置するクライドバンクと呼ばれるエリアは、かつて多くの労働者や技師が忙しく立ち働いた造船所のあった場所。
このほどパブがオープンしたのは、クライドバンクで107年間、威容を誇っている巨大クレーン「タイタン・クレーン」(タイタンは、神話に出てくる巨人で怪力の持ち主として知られる)の操縦室。
高所恐怖症の人も、「ホワイト・アンド・マッカイ」を何杯か飲み干せば、きっと楽しい気持ちになるはず!?