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スパイ映画「007」シリーズの原作者として知られるイアン・フレミング氏=写真左=が、作品執筆の工程で頼りにし、実在の「ミス・マネペニー」(※)ともいわれる女性ジーン・フランプトンさん=同右=との間で交わされた手紙が、フレミング氏生誕100年にあわせ、ドーセット州ドーチェスターのオークション会社「Duke's」で競売に出品されることが伝えられた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
フランプトンさんははじめ、フレミング氏の原稿をタイプするために雇われたとされるが、同氏はそのうち、ストーリー構成や文体などといった執筆全体における重要な面でもアドバイスを求めるようになるほど、フランプトンさんを信頼するようになったとされる。
例えば、フレミング氏がロンドン・フリート通りの自宅からフランプトンさんに宛てた、1960年3月31日付けの手紙では、『Thunderball(サンダーボール作戦)』と仮題のついた作品について、フランプトンさんの鋭い視点からその筋書きに対するアドバイスや意見を要請。フランプトンさんは返事の手紙の中で、さらに細かい描写の必要性を指摘するなど適切なアドバイスを提供したとされる。
「Duke's」では、フランプトンさんへの執筆アドバイス料の支払い書や、フレミング氏が他の2人の秘書に書いたものを含むこれらの手紙を4月10日の競売にかけるとされ、これらの手紙は60年代前半にジェームズ・ボンドの原作がどのように出来上がっていったかを知ることができる貴重な資料であるとコメント。これらすべての書状の推定落札価格は2,000〜3,000ポンド(約40万〜60万円)とみられている。
※ジェームズ・ボンドの上司であるMの秘書
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