お馴染みのサンタクロース(英国では「ファーザー・クリスマス」と呼ばれる)の赤い服は「コカ・コーラ」のコマーシャルを彷彿とさせるために近代商業主義の象徴であるとし、ある学校がクリスマスのイベントに登場するサンタクロースの服を伝統的な赤ではなく緑にしたことで、保護者から「政治的に正しい」ことにこだわりすぎているとの批判の声が挙がっていることが伝えられた。
ブライトンにある「the Steiner School」では、赤い服を着たサンタクロースは「コカ・コーラ」社が商品の宣伝のために創作したもので商業主義の象徴であると考え、クリスマスの学校行事で学校を訪問するサンタクロースの服を緑にすると決断。
しかし、保護者らは「サンタクロースといえば赤い服を着ているのが当たり前」とし、伝統をわざわざひっくり返すような学校側の判断を「『政治的に正しい』ことにこだわりすぎ、子どもたちの楽しみを踏みにじるもの」と批判。また、歴史家からも「赤い服のサンタクロースは『コカ・コーラ』の発明以前から存在していたもので、赤い服のサンタクロースは『コカ・コーラ』が宣伝用に作ったものとは言いきれない」と指摘しているとされる。
また、子どもたちがサンタクロースに会える「サンタの洞窟(Santa's grotto)」も廃止し、「ノーム(小人)の家」に潜り込むというものに変えたとされる。
学校側では「緑のサンタの採用は、単に趣向を変えたクリスマスの演出をしたかったためである」とし、子どもたちの楽しみを奪うつもりは毛頭ないと弁明。
ちなみに同校では、ほとんどの児童が英国人であるにもかかわらず、「他民族出身者への配慮」として、クリスマスのお祝いを東ヨーロッパ風に行うほか、クリスマスのバザーで子どもたちに語り聞かせるお話には伝統的なクリスマスの物語より、道徳的な教訓を含む物語が選ばれ、また子どもたちはプレゼントを開けて楽しむ代わりに、人工岩を割って中のクリスタルを取り出すといった活動が企画されているという。
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