■エリザベス女王が2022年9月に最期を迎えた、スコットランドのハイランド地方にあるバルモラル城。今夏、城内が初めて一般公開されることになった。BBC(電子版)が報じた。
バルモラル城は、ヴィクトリア女王の夫アルバート公が妻のために1852年に購入。しかし、手狭だったことから古い建物は取り壊され、1855年に現在の城が完成した。この城を深く愛したエリザベス女王は、毎年夏季休暇を同所で過ごし、96歳で永眠したのもここだった。これまでロイヤル・ファミリーが滞在しない春などのシーズンに、限られた敷地内やガーデンは一般公開されていたが、今年は5月4日~8月11日までと例年よりも公開期間を延長。
さらに、7月1日~8月4日の間はプライベート・ガイドツアーを開催し、城内も初公開されることが発表された。各ツアーの定員は10名で1人100ポンド、アフタヌーンティーつきは150ポンド(通常は17.50ポンド、アフタヌーンティーつき60ポンド)。ただし、現在のところすでに完売となっている。ちなみに、今年は7月11日~9月29日までオープンするバッキンガム宮殿でも、東翼が初公開されることが発表されている(1人75ポンド、通常のステートルームのみなら32ポンド)。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)