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ヒーロー機長が死去…エンジン4基全てが停止したBA009便、危機一髪 その3

■1982年6月、インドネシア上空を飛行中だったブリティッシュ・エアウェイズ009便のエンジン4基全てがなんの前触れもなく突然停止した。なんとかエンジンは復活し、不時着水は免れたものの、コックピット内ではさらなる問題がもちあがっていた。
その1はこちらから
その2はこちらから

噴煙を上げるガルングン山(1982年8月)。

途中、山岳地帯を越えるために出力を上げる中、第2エンジンが再び燃え上がり停止したが、残る3基のエンジンでジャカルタに辿り着き、空港への誘導電波を捕まえることができた。ところがこの時、コックピットの窓が摺りガラスのように白く曇っていることに気が付いた。窓を内側から拭いても、ワイパーを作動させても曇りは解消されない。さらにタイミング悪くハリム・ペルダナクスマ国際空港の「グライドパス(着陸誘導時に進入角度を示す装置)」が故障していることが分かった。機長は手動での着陸を余儀なくされ、曇らず残っていたわずか数センチの隙間からの視界と経験だけを頼りに無事に着陸させた。乗員乗客263人、1人も欠くことなく無事に生還した。

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ガルングン山

事故の原因はジャカルタ南東160キロメートルにあるガルングン山の噴火にあった。4月から散発的に噴火を繰り返していた同火山だったが、BA009便が通過する直前に大規模な噴火を起こしていた。ガルングン山から吹き上がった噴煙は風に流され、インド洋上空のBA009便飛行ルートにまで張り出していた。BA009便は月のない夜間フライトの中、目の前に広がる噴煙に気づくことなくそのまま突入した。エンジンが吸い込んだ火山灰は2000度という高熱に溶かされガラス状の個体となり、それが排気管を詰まらせてエンジンを停止させた。無線や計器類に不具合を生じさせたのも機体と火山灰との摩擦で生じた静電気であり、コックピットの窓を削って曇らせたのもまた火山灰だった。

幸い高度1万3500フィート(4100メートル)以下には噴煙がなかったこと、噴煙を抜けたことでエンジン内部の温度が徐々に低下。エンジン内に詰まっていた火山灰が冷えて固まり、風圧で剥がれ落ちたことなどの幸運が重なり、奇跡的にエンジン再始動が叶ったと結論付けられた。


この事故以降、火山灰が航空機に与える影響が初めて認識され、火山の噴煙がレーダーに反応しないことも分かった。その後、航空路火山灰情報センターが世界9ヵ所に設置され、情報の共有化が進んだ。2010年4月、アイスランドで火山が噴火し、火山灰がヨーロッパ上空を覆った。多数の航空便が欠航となり大混乱となったが、それはこの時のBA009便の故障事故から得た教訓によるところが大きい。ムーディー機長のご冥福をお祈りいたします。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

スミソニアン航空チャンネルが制作した再現映像はコチラから視聴可。(Falling from the Sky: Air Disasters FULL EPISODE | Smithsonian Channel ©Smithsonian Channel Aviation)

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