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ヒーロー機長が死去…エンジン4基全てが停止したBA009便、危機一髪 その1

■1982年6月、インドネシア上空を飛行中だったブリティッシュ・エアウェイズ009便のエンジン4基全てが突然停止。絶体絶命の危機から無事に生還を果たし、「ヒーロー」と称えられたパイロットが3月末、84歳で亡くなった。英各メディアが報じた。

事故にあった当該機(機体記号:G-BDXH)© Richard Silagi

事故があったのは、1982年6月24日。ヒースロー空港発オークランド行きのブリティッシュ・エアウェイズ009便(ボーイング747:通称ジャンボ)は乗客248人、乗員15人、計263人を乗せて、ボンベイ、クアラルンプールを経由した後、次の経由地であるオーストラリアのパースに向かって順調に飛行していた。月のない暗い夜だった。離陸から約1時間半後には、インドネシアの首都ジャカルタ上空を高度3万7000フィート(約1万1300メートル)で通過。レーダーに前方を遮るものは一切見当たらなかった。

ところが、突然コックピット前方がかすみ、無数の閃光が走り始めた。「セントエルモの火」と呼ばれる光で、通常は雷雲と遭遇した際に発生する静電気による閃光だった。しかし、レーダーには雷雲らしきものは映っていない。やがて機内にオゾン臭が立ち込めた。空調ダクトからは煙が出始め、さらにエンジンが不気味な白い光に覆われた。

左からバリー・タウンリー、フリーマン航空機関士、エリック・ムーディー機長、ロジャー・グリーヴス副機長。© Eric Moody
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エンジン全喪失

ジャワ島を通り過ぎ、インド洋上空に差し掛かったあたりで、第4エンジンの出力が急速に低下。火災を疑ったエリック・ムーディー機長(当時41歳)は、火災時マニュアルに従って第4エンジンを停止。残る3基のエンジンで、最寄りのハリム・ペルダナクスマ国際空港(ジャカルタ)への緊急着陸を検討し始めた。

ところが、すぐに第2、第1、そして第3エンジンまでもが異常を発し、やがて3基とも停止した。BA009便はジャカルタ管制に向けて「緊急事態」を宣言。その間も、航空機関士(40)が何度もエンジン再起動を試みたが、うんともすんとも言わない。なぜか無線は雑音がひどく、計器類も突然おかしな数値を表示し始めた。(その2に続く)By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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