■2月27日、バッキガム宮殿はエリザベス女王の従妹マイケル・オブ・ケント王子夫妻の長女、レディ・ガブリエラ・ウィンザーの夫、トマス・キングストン氏(45)が同月25日に死去したと発表した。

キングストン氏は2019年、ガブリエラ夫人とウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で挙式。式典にはエリザベス女王やフィリップ殿下、ハリー王子も出席した。ガブリエラ夫人はロイヤルファミリーの一員だが、現役の王族ではない。ガブリエラ夫人の父マイケル・オブ・ケント王子(81)はジョージ5世の孫でエリザベス女王のいとこにあたる。検死解剖の結果、キングストン氏の死因は 『外傷性頭部外傷 』だったことが分かった。遺体はコッツウォルズにある同氏の両親宅の離れ内で発見され、傍らに銃が見つかった。第3者が関与した様子はないとされる。
上級検視官ケイティ・スケレット氏によるとキングストン氏は父親が犬の散歩に出かける前まで、両親と昼食をとっていた。父親が戻ってくるとキングストンさんは家におらず、父親が、頭部に致命的な損傷を負って死亡しているキングストン氏を発見したという。キングストン氏は投資ファンド「デボンポート・キャピタル」の取締役だった。以前はバグダッドにある外務省の外交団に勤務し、人質の解放に携わったこともある。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)