■妊娠・出産や将来への不安などから、子どもを持つことに消極的な10代が増えていることが、新たな調査で分かった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが2021年5月~2022年7月にかけて、イングランドの16~18歳の学生931人を対象に調査を行った。その結果、3分の1の学生が将来、子どもを持つことを望んでいないことが判明。その理由として、妊娠や出産に対する恐怖や、親になることへの不安が挙がった。
一方、いずれは子どもを持ちたいと考えている学生は過半数を超え、そのうち半数近くの45%が子どもは2人欲しいと答えたものの、同時にちゃんとした親になれるのか不安があることも明かした。また、健康な子どもを産むことができるのか、福祉制度や経済的負担への不安のほか、LGBTQ+を含む教育内容や最近話題の気候変動の問題なども、出産や子育てをする上での不安要因であるという。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)