■ハリー王子とメガン妃がこのほど新しいウェブサイトを公開。王室問題に新たな火をつけてしまったようだ。英各メディアが報じた。
「Sussex.com」という名のサイトは11日夜、ひっそりと公開された。2人が公務から離れた後の活動や慈善事業に関する最新情報をファンに提供するためのプラットフォームのようだ。また2人の経歴も掲載されているが、新サイトでは王室の称号を目立つように表示したり、紋章(royal crest)を使うなどしたりしており、王室関係者が眉をひそめているという。ハリー王子とメガン妃はそうした声を気にもかけていないようで、2人が王室でのキャリア再スタートを目論んでいるのではないかとの憶測を煽っている。
ウェブサイト内の「About」のページには2人についての情報が掲載されている。そこには「ハリー王子とメガン妃、サセックス公爵夫妻の事務所はビジネスと慈善活動を通じて未来を切り開いています」とある。ハリー王子の「私について」のページでは「人道主義者、退役軍人、メンタルヘルス擁護者、環境保護運動家」と紹介されている。しかし王室や生い立ち、父親(チャールズ国王)や亡き祖母(エリザベス女王)については全く触れられていない。一方、メガン妃に関しては「フェミニストであり、人権とジェンダー平等の擁護者」とだけ書かれ、彼女の姓であるマークルについての言及はなく、ファーストネームかサセックス公爵夫人という称号でしか言及されていない。
「デイリー・メール」紙は、故エリザベス女王と王室関係者はハリー王子夫妻が「ロイヤル」や「HRH」の称号を使用すべきではないという点で合意したと報じている。そのため今回ハリー王子とメガン妃が新サイトで称号と紋章を目立つように掲載したことでトラブルに発展する可能性があると警告している。ある関係者は「サセックスを使ったことで彼らは問題に巻き込まれるだろう。王室の称号なので少しでも商業主義的なニュアンスがあれば閉鎖に追い込まれる可能性がある。それがどれほど無粋なことなのか彼らには理解できないのだろう」と話した。一方でサセックス公爵夫妻に近い関係者は「サセックスの称号は彼らのものだ。彼らの姓でありファミリーネームだ」と反論している。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)