■ブリアナ・ジャイさんを殺害したスカーレット・ジェンキンソン被告がホラー映画に傾倒する一方、ダークウェブ(※)で拷問や殺人の映像を探し漁っていたことが分かった。専門家は犯人がインターネット上の有害な映像に触れることで感覚が麻痺し、ネットで見たものを模倣するように仕向けられていったのではないかと話す。
※Dark Web…通常の方法ではアクセスできないようになっており、そこでは非合法な情報やマルウェア、麻薬などが取引されている。
2月3日朝、BBCの番組に出演したブリアナさんの母エスター・ジャイさんは「16歳未満にはSNSアプリのないスマートフォンを持たせるよう法律で規制してほしい。また、子どもたちが不適切なサイト検索をした場合、保護者に警告が届く機能を持たせるようにしてほしい」と訴えた。
ジェンキンソン被告の母親に何か伝えたいことがあるかと問われると、「もし私と話をしたいと言うのであれば私はそれを受け入れると言いたい。彼らの人生がどのようなもので、どんな経験をしてきたのかもっと理解したいし、子どもがしたことで彼女を責めるつもりはないことも知ってほしい。テクノロジーや携帯電話、インターネットが発達した現代において親であることがいかに難しいか、子どもが何をしているかを実際に監視することがいかに難しいかも理解してほしい。もし彼女(母親)が私と話したいと言うのであれば、私はここにいる」と語った。このクリップはBBC Politics on Xでシェアされ、エスターさんの精神力の強さと優しさを称賛するコメントが多数寄せられている。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)