キャサリン妃の憂鬱 激動の1年が病気を招いた?その2

■キャサリン皇太子妃(42)が腹部の手術を受けて入院し、2ヵ月余りと見込まれる長期療養に入ったことをうけ、ストレスが要因のひとつではないかとする説などがあがっている。昨年1年でキャサリン妃が直面したストレスを引き続き振り返る。

チャールズ新国王の戴冠式に出席したキャサリン皇太子妃。© Royal Household 2023

緊迫の戴冠式

「スペア」騒動後、ロイヤルファミリーは和解の機会を得た。チャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式が迫っていた。世界中のファンはカミラ王妃の華やかな衣装がどのようなものなのか、カミラ王妃がどのようなティアラを身につけるのかを心待ちにしていた。しかしある関係者は、ドレスコードの決定が遅れたため、キャサリン妃と他のロイヤルレディたちは歴史的なイベントの前に大慌てで衣装を決めなければならなかったと振り返る。「上級の女性王族たちは、直前になってドレスコードを知らされたため、急いでフィッティングの手配をすることになった」と「ミラー」紙に語った。

混乱を招いたのは衣装だけではなく、ヘッドウェアも頭痛の種だった。ある情報筋によると王室内の優柔不断さがティアラをめぐる論争を生んだという。緊迫した状況が続く中、キャサリン妃はアレキサンダー・マックイーンの白いガウンを着て、ティアラではなく銀の地金、クリスタル、銀糸細工の刺繍が施されたジェス・コレット×アレキサンダー・マックイーンのヘッドピースを身につけて喝采を浴びた。

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実家の危機

キャサリン妃の母親、キャロルのビジネスがパンデミックのため危機的状況となり、事業の売却を余儀なくされた。その際、キャサリン妃も支援の手を差し伸べたという。

「パーティー・ピース」社は1987年、子どもたちのパーティーを演出するために設立され、パーティーデコレーション、テーブルウェア、ギフトなどの商品を販売して大成長。バークシャーにあるキャロルとマイケル・ミドルトン夫妻の自宅近くの納屋を改造して運営していた。しかし前述のようにパンデミックでパーティーの激減と共に売り上げが低迷し経営が悪化。起業家のジェームズ・シンクレア氏が所有する「テディ・タスティック・ベア」社に買収された。

エンドゲームの爆弾発言

昨年末、オミド・スコビー氏著の「エンドゲーム(Endgame)」が発売され、チャールズ国王、ウィリアム皇太子、そしてエディンバラ公爵のソフィー夫人に対する中傷が披露された。書籍の中で批判を免れた王族はいなかったようだ。

同書はキャサリン妃にとって不評なイメージを描き出し、キャサリン妃を「パートタイムで働く王室の一人」と表現。さらに宮殿の広報がキャサリン妃の少ない業務量を「学ぶことに熱心で」と言って隠しているため「ケイティ・キーン(Katie Keen:熱心なケイティ)」とあだ名をつけられていると語っている。また、未来の女王のことを「冷たい人」と評し、メガン妃のメンタルヘルス改善を指示していながら、実際にメガン妃が助けを求めると耳を傾けなかったと非難している。

しかし「エンドゲーム」最大の爆弾は人種問題の再燃だった。ハリー王子とメガン妃の息子アーチー君の肌の色をめぐる騒動にチャールズ国王もキャサリン妃も引きずり込まれた。2021年のオプラ・ウィンフリー氏との対談で初めて浮上した人種問題は、スコビー氏が自著の中でアーチー君が生まれる前、2人の王族が肌の色について「懸念」を口にしたと書いたことで再燃した。

この2人の王族の名前は英語版の「エンドゲーム」には掲載されなかったがオランダ語版に掲載され、そのうちの1人がキャサリン妃だったと書かれていた。スコビー氏は当初、著作に名前を含めたことを否定していたが、後にオランダの出版社に送付された初期の頃のバージョンに明記されていることを認めた。

16日に腹部の手術を受けたあと、大事をとって3月のイースターまで全ての公務を取り止めたキャサリン妃。1日も早い回復を願うばかりだ。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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