■バイアグラがアルツハイマー病の発症リスクを60%減少させるという研究結果が発表された。英メディアが報じた。
研究者によれば、バイアグラはアルツハイマー病患者の脳に大量に存在する酵素をブロックする働きがあるという。また、バイアグラは血液供給を促進するのを助けるため脳の健康状態を改善し、認知症の進行を抑える可能性があると期待されている。
2万7000人以上の65歳以上の人を対象とした研究で男性の62%、女性では47%でアルツハイマー発症リスクが低減されたことが分かったという。研究は、ニューヨークのマウント・シナイ・メディカル・センター(Mount Sinai Medical Centre)が実施した。
その一方、「デイリー・メール」紙は32歳の男性がバイアグラを服用した後、片目を失明したと報じた。イラン在住のこの男性はバイアグラの主成分であるシルデナフィルを大量に服用した直後に右目を失明。シルデナフィルは血管を弛緩させることで陰茎への血流を促進し勃起不全を治療する。しかし状況によっては、目の周りの血管など体内の敏感な血管を傷つける可能性があると指摘されている。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)