■ロンドンの日本食レストラン「Aragawa」が、英国一高価なステーキをメニューに加えた。「イブニング・スタンダード」紙(電子版)が報じた。
「麤皮(あらがわ)」は、神戸ビーフを提供する東京の最高級ステーキハウス。10月下旬、ロンドン中心部の高級エリア「メイフェア」に日本国外初の支店をオープンした。食レポはまだ出ていないが、その値段はすでにグルメたちの間で大きな話題となっているという。牛肉は14オンス(約400グラム)で500~900ポンド(約9万~16万円)までの5種類から選べる。
価格設定について創業者の小川氏は「肉は日本でもめったにお目にかかれない最高品質のものをお届けしています。原価が非常に高いのです。ロンドンだからといって値段を高く設定している訳ではありません」と話す。兵庫県の西沢牧場から取り寄せた「麤皮」サーロインステーキは760ポンド。
ミシュランガイドによると、同店の最大の魅力は但馬和牛のステーキで「なめらかなキャラメルのように口の中でとろけ、牛肉とバターの絹のような後味が舌の上に残る」のだとか。目にも鮮やかな霜降り和牛のユニークな特質は、日本が江戸時代に200年以上も鎖国をしていたため、外国産の牛との交配がなかったことに起因するいう説がある。
「麤皮」は1956年に神戸で、67年に東京でオープンしたステーキ・レストラン。メイフェア店はその海外1号店だという。900ポンドかぁ、庭で石油、出ないかなー。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)