■英国健康安全保障局(UKHSA)は18日、「本物(real deal)」と呼ばれるコロナウイルスの変異株がすでに英国内に到達していることを認めた。英各メディアが報じた。
ウイルスを追跡している研究者たちは、BA.X、またはBA.2.86と名付けられたオミクロンのスピンオフを先週ロンドンで入院した患者から検出した。科学者の代表は「より広範囲に広がっているとみて間違いない」としている。
世界保健機関(WHO)がこの変異株の存在を明らかにしてからわずか数日のうちに英国内で発見されたことになる。先月初めて発見されたこの株はこれまでに米国、デンマーク、イスラエルで6例しか検出されていなかった。
科学者は「ワクチンの普及や蓄積された免疫レベルは高く、時間の経過とともにウイルスは致死率が低くなるように変化している。社会はパンデミック時代のような制限を受けることなく、インフルエンザと同様に治療することができるだろう」と強調し、パニックにならないよう話している。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)