肥満を減らすため、ジャンクフードの包装にもタバコのパッケージに印刷されているような警告を印刷すべきだと専門家が声を上げている。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。
研究者たちはBMJグローバルヘルス誌で、糖分や脂肪、塩分を含んだ超加工食品(ultra-processed Food)を製造している企業の巧妙なマーケティング戦略に市場はごまかされていると主張。ケーキや炭酸飲料、冷凍ピザなど、祖父母の時代になかった食品等には「貧しい食生活は心臓病、肥満、糖尿病などを招き早期に死亡するリスクを高めます」と謳う、厳しい警告の表示義務を負わせるべきだとの見解を示した。
現在、タバコのパッケージには癌を患った肺の写真など、かなり衝撃的な画像と共に健康被害の警告を印刷することが義務付けられている。これに対して、食品については脂肪、糖分、塩分、カロリー等の表示はあるものの健康被害に関する表示は任意とされている。研究者たちは超加工品は「第2のタバコ」だと主張し、より厳しい規制を求めている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)