95歳というご高齢ながら、常にセンスの良さを感じさせる装いで公務に臨むエリザベス女王。同女王に限らず、女性の英王室メンバーはファッショナブルで、世の女性たちの憧れともなっている。しかし、何を着用してもいい訳ではなく、絶対に守らねばならないルールがあるという。
英王室の絶対エース、永遠のセンターであり何があってもトップの存在であるのは君主。現在はエリザベス女王で、ほかの王室メンバーは女王より目立つ色、派手なスタイルは厳禁。あくまで引き立て役に徹するよう厳しく求められる。
ファッションアイコンともてはやされ、人気の高いキャサリン妃や、今は公務から遠ざかっているメガン妃も例外ではない。エリザベス女王と同席する公務では、女王より目立たないよう細心の注意を払うことが必須。
逆にエリザベス女王は、日中の公務では色鮮やかなコートにお揃いの帽子で、人目をひく装いが定番。見られることが仕事で、例えば何重にも重なる人波の中からでも「女王様の姿を、チラリと見た」という経験をしてもらうための配慮と説明されている。
なお、余談だが、単独公務の際には色鮮やかな装いをすることもあるキャサリン妃やメガン妃だが、オレンジ色を選ぶことはほぼないという。これはオレンジが写真映えしない色だとみなされているからと分析されている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)