■英出版協会は、昨年からのロックダウンで書籍の販売が好調となり全体の売り上げは前年比7%アップの21億ポンドとなったと発表した。BBCが報じた。
英国ではフィクション、ノンフィクション共に書籍の売り上げが急伸し、さらに音声で読み上げるオーディオ・ブックは37%も売り上げが伸びたという。リチャード・オスマン著「木曜殺人クラブ」やバーナディン・エヴァリスト著「少女、女性、その他」、ジェイミー・オリヴァー著「7 Ways」などがベストセラーとなった。一方、教育関連の書籍に関しては大きく低迷した。
出版協会会長のスティーヴン・ロティンガ氏は「ロックダウン期間中、多くの人が読書の楽しさを再発見したのは明白だ。より多くのエンタメ系や自己啓発本をお届けできたのは喜ばしい。しかし、教育関連の書籍を扱う出版社や小規模出版社にとってはとても厳しい1年だった。また、書店や作家にとっても厳しい時期となっていることを忘れて欲しくない」と語った。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)