屋外でもマスク義務化へ? 英国医師会から政府に訴え

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■英国では既に公共交通機関、駅や空港、ショップ、レストランの着席前などでフェイスマスクの着用が義務づけけられているが、それでは不十分として、屋外と屋内の両方で着用を義務化するよう、専門家が政府に訴えているという。「デイリー・メール」紙が伝えた。

リバプール大学教授で政府緊急時科学諮問グループ(SAGE)のメンバーであるケイラム・センプル氏はスカイニュースの取材に対し、「他人から何メートルも離れて犬の散歩をしているならマスクを着用しても違いはないが、市内中心部の繁華街にいたり、入店を待つ列に並んだりする場合は、マスク着用が必要だ」と語った。

新型コロナウイルス感染の第二波を迎え、2度目のロックダウンに怯える英国。この状況を憂えた英国医師会(BMA)では先日、チャーンド・ナグボール会長が屋外と屋内でフェイスカバーを義務化するよう政府に訴えており、SAGEの専門家の意見はこれを後押しする形となった。

ナグボール会長は、「政府の新型コロナ対策は機能しておらず、国民は政府への信頼を失っている」とも批判。また、60歳以上の人や肥満またはコロナウイルスに対して脆弱な他の健康状態にある人には、WHOのガイダンスに従って「医療グレード」のマスクを提供する必要があることも提案しているという。英国ではまだまだマスク着用義務化への反発も大きいだけに、政府の対応が注目される。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)