■ 性的人身取引、児童買春などで有罪判決を受けニューヨークの拘置所内で急死した米資産家ジェフリー・エプスティーン氏の問題で、同氏と親交のあったエリザベス女王の次男アンドリュー王子(59)が14日、バッキンガム宮殿でBBCのインタビューに応じ、その模様が16日夜に放送された。 しかし、火に油を注いだだけとなったこのインタビューのあと、同王子のチャリティ団体の大手スポンサー企業などが続々と支援停止を表明。エリザベス女王もひどく「落胆」しているとされ、アンドリュー王子は公務から事実上引退することになった。
インタビューでは女性記者が2001年、当時17歳だったヴァージニア・ジュフリーさん(現ロバーツ)との性的関係の有無や、エプスティーン被告が未成年者を売春に勧誘・斡旋した罪で有罪となったあとにも同被告と会っていた理由などを追及した。
アンドリュー王子は2010年にニューヨーク市内にあるエプスティーン被告の自宅に滞在したことに関し、会ったのは被告との交際を断つのが目的だったとし後悔する様子は見せなかったが、結果的に過ちだったと明言した。
一方、アンドリュー王子との性行為を3度にわたって被告から強制させられたと訴えているジュフリーさんに関しては、全く覚えていないとし、彼女がロンドン、ジャーミンストリートのクラブ「トランプ」で一緒に踊った後、王子が汗だくになっていたと証言していることに関して聞かれると、当時王子は医学的な症状で全く汗をかけない体質だったと説明した。
また、ジュフリーさんが王子と性的関係を持ったと主張している日、王子は娘のベアトリス王女をサリー県ウォーキングにあるピザ・エクスプレス店で開催されていたパーティに送って行き、その後は自宅で過ごしたと語った。
なぜ随分昔のことなのにそれほど鮮明に日にちまで覚えているのかという問いに「私がウォーキングのピザ・エクスプレスに行くなんてめったにないことなのでよく覚えている」と説明した。
身の潔白を訴えるためにインタビューを受けたアンドリュー王子だが、逆にツイッターなどでは嘲笑の的となり、単独での出演は「浅はか」で「大失敗」だったと指摘されている。
爆笑インタビューの模様はこちらから
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)