■ パブやバーなど、深夜営業を可能にする24時間ライセンスの取得件数が減少の一途をたどっているという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
英国の法律では、深夜、あるいは未明までアルコールを提供する場合、パブやバー、ナイトクラブはライセンスの取得が必要だ。そのライセンスを保持する店舗数が減っていることが明らかになった。
24時間営業のためのライセンス制度導入後、売上の増加を見込んで深夜営業に踏み切ったものの、店を夜遅くまで開けておくコストが売上げを上回ってしまっているケースが増加。また、経営不振により閉店を余儀なくされるバーやパブが増えたこともライセンス取得件数の減少の原因と見られている。
このような状況の裏には、デートアプリやネットフリックスの普及があるという。かつてのように、パブやバーで出会いを求めるのではなく、デートアプリを通じて相手探しをする人が増加。さらに、外で飲むより、自宅でネットフリックスなどの配信サービスを利用してドラマや映画を楽しむことを好む傾向の高まりも、昨今のトレンドとして指摘されている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)