ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
ロンドン・プライド・パレード2017に行ってきた
8日(土)に行われたLGBT(性的マイノリティー)の祭典、プライド・パレードに行って来ました。
晴天に恵まれ、ロンドン市全面協力のもとノリノリに盛り上がるパレードの様子をどうぞ!
皆さん、近年性的マイノリティーを『LGBT』ではなく『LGBTQ』と表現するようになってきていることをご存知ですか? Qは「Questioning」。ストレートでもLGBTでもない人、つまり性的に「?」で、今までの表現では区切ることが出来ない人々を指します。例えば、人を愛しても性愛はもたない「無性愛者」の人々などです。
華やかなパレードが続く中、今のロンドンを象徴するような参加団体がいました。「イスラムLGBTQ」チームです。「私達はイスラムのゲイです」というプラカードを持った男性もいて、移民や性的マイノリティーに寛容なロンドンとはいえ正直驚きました。
チェチェンのチームのメッセージは更に衝撃的なもの。「チェチェン!ゲイの息子を殺すのを止めろ!」というプラカードを持った男性の首には、ロープがかけられていました。彼らの国で性的マイノリティーがどれだけ厳しい立場にいるのか、非常に考えさせられました。
今年の参加者数は過去最多だったそう。カーン市長がロンドン・プライド2017を「テロへの対応策」と述べたとか。人々がお互いを理解し、平和に暮らせることを願った1日でした。(編集部Y)