
ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
ヴィクトリア朝時代から残る霊園、「アブニー・パーク」を散策

ストーク・ニューイント駅から徒歩3分。車通りが多く、にぎやかなストーク・ニューイントン・ロード沿いに入り口があるのですが、中に入ると急に静寂に包まれます。自然に囲まれて、ボーっと考え事をする人や読書をする人、ゆっくりと散策するカップルの姿が時折見られます。
ロンドンで広く知られるハイゲート・セメトリーやケンサル・グリーン・セメトリーよりも、緑が生い茂っていて、静か。ときに森林に迷い込んだような感覚に陥ります。


木々の成長に伴い、墓石は無秩序にデコボコ。ウェブサイトでは20万人以上が眠るとされていますが、その数も納得できるほどの墓石が並んでいます。
墓石には、故人を悼むメッセージや、さまざまなシンボル、像が施されてて、それぞれに個性があります。
左は、英国で賛美歌の父と呼ばれる、アイザック・ウォッツの墓です。
アブニー・パークでは、古くからの残る木の保護活動も行われています。

写真からもわかるように、広い霊園内は人影が少ないところが多々あります。散策の際は友人やご家族と一緒に訪れた方が良さそう。夏の暑さが落ち着き、散策にぴったりのこれからの季節、ゆったりと歩いてみては? (編集部C)
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